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聖徳太子ゆかりの寺巡りⅣ石塔寺 ( )

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東近江市石塔町にある石塔寺(いしどうじ)は、聖徳太子が近江に建立した48カ寺最後の寺と伝えられ、当時は「本願成就寺」と呼ばれていた。平安時代になり阿育王塔(あしょかおうとう)の寺として民衆の間に広まり、1007(寛弘3)年阿育王山・石塔寺になったという。
境内には阿育王塔と呼ばれる三重の石塔が、おびただしい数の五輪塔に囲まれてそびえている。
寺伝によれば、平安時代に宋に留学した比叡山の僧・寂照が近江にも阿育王の石塔の一つが埋まっていると聞き掘り出したといわれているが、実際にはこの地方とつながりが深かった百済の渡来人が祖国を偲んで建立したものではないかと推測されている。
三重石塔は飛鳥時代のものと推定され、現存する日本で最大・最古の石造塔として、五輪塔や宝塔と共に国の重要文化財に指定されている。

< 2022年03月7日(月) 取材:髙山博光 >

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