花の命
「花のいのちは短くて・・・」
と言う言葉がありますが、本当に花の命は短いのでしょうか?
花びらだけに目を向け、
その花びらを生かしている「花の命」を見落としてはいないでしょうか?
「花咲か爺さん」のお話を思い出して下さい。
可愛がっていた犬が死んで、そのお墓の木が大きくなり、木は臼に変わり、臼が灰になり、その灰は枯木に花を咲かせました。「命というものは、このように姿を変えて生きつづける」と言うことをこのお話は教えています。
日本にはたくさん昔話があります。そして、どれにも共通する点があります。それは「善をすすめて悪をこらしめる」という話の展開です。幼な心に、意地悪ばあさんを憎み、正直じいさんを応援し、知らず知らずのうちに善悪を計る物差しが心の中に育つように考えられていたのです。
もし、現代っ子がこのストーリーをつまらないと思うのなら、それは大人に問題があります。私たち大人は、この話が普通である生き方を子供達に示していく責任があります。
花びらが散っても花の命は尽きないのと同様、おじいちゃんやおばあちゃんが死んでも、そのやさしい行いがいつまでも子、孫、そして周りの人達に伝わっていく努力をしていく必要があります。
普通のことを、普通に・・これが一番むずかしい事なのですが。