健 康
中国では昔、お茶は「仙薬」と呼ばれ、宇宙の霊を宿す薬として皇帝だけが飲むことを許されていたそうです。
日本でも室町時代、禅僧の栄西が中国の天目山から持ち帰り、やはり薬として将軍とその側近だけで愛用されていました。おそらく当時は大変な貴重品で、一服のお茶が今の値段で10万円も20万円もしたのではないかと思います。以来、様々な変遷を経て、この不思議な飲み物は嗜好品として広く飲み続けられて来ました。しかし近年は緑茶に含まれるカフェインが右脳を覚醒させる効果や、カテキンに殺菌作用や抗がん作用がある事が分かり、再び薬用面からも評価され始めています。
しかし、ここでもっと大事なことは最近のめまぐるしい情報によって乱れがちな私たちの生体リズムをお茶で取り戻すことです。
物事の秩序が乱れた状態を「ムチャクチャ」と言いますが、昔からこれを「無茶苦茶」と書きます。これは当て字ですが、すでに、昔の人はお茶が人の気持を落ちつかせる事を良く知っていたようです。
職場や家庭で話がもつれそうな時は是非、その前に一服お茶を入れ心の健康を取り戻して下さい。