心のページ
このページは市民から人格者と認められ、思想的に偏らない方に事務局からボランティアをお願いし、悩みの多い青少年や市民にメッセージを送っていただくコーナーです。
北野 宗道さん
昭和13年滋賀県生まれ
裏千家正教授
天津商科大学裏千家短期大学講師
(社)茶道裏千家淡交会特別参事
(社)茶道裏千家淡交会滋賀支部幹事長
守山市教育研究所運営委員長
現在、守山と京都にて茶道教室を開校


今週(4月15日号)、毎日新聞の情報紙
「Oh!Me」に掲載された心のページ

2004.4.15

一期一会


千利休が示した茶の作法。その精神は守り続けるべきものですが、決して真似するだけのものではありません。

一服のお茶は一度限り。たとえ同じお客様に、同じ器でも、何かが違う。青竹が一節一節、伸びてゆくようなものでなければなりません。

お正月が来ると、神社の「注連縄」が新しく取りかえられますが、これは古代から神の使いとされるオス・メス2匹の蛇が絡み合い、新しい命を育む生命誕生の象徴です。
伝統とは日々の創造の積み重ねによって培われるもの。単純に真似をし、守るだけのものになった瞬間から命は失われます。

こうした考え方からすれば、私たちが毎朝、目が覚め、洗面台に立っているだけでも大変めでたいことです。

だから、「毎日、同じことをしていないか?」「工夫はできているか?」…を自分に尋ねるようにしてみて下さい。自己の変革なくして成長はありません。

工夫を重ね、自分を変え、一度きりの出会いを大切にする…

これが「一期一会」です。