一期一会
千利休が示した茶の作法。その精神は守り続けるべきものですが、決して真似するだけのものではありません。
一服のお茶は一度限り。たとえ同じお客様に、同じ器でも、何かが違う。青竹が一節一節、伸びてゆくようなものでなければなりません。
お正月が来ると、神社の「注連縄」が新しく取りかえられますが、これは古代から神の使いとされるオス・メス2匹の蛇が絡み合い、新しい命を育む生命誕生の象徴です。
伝統とは日々の創造の積み重ねによって培われるもの。単純に真似をし、守るだけのものになった瞬間から命は失われます。
こうした考え方からすれば、私たちが毎朝、目が覚め、洗面台に立っているだけでも大変めでたいことです。
だから、「毎日、同じことをしていないか?」「工夫はできているか?」…を自分に尋ねるようにしてみて下さい。自己の変革なくして成長はありません。
工夫を重ね、自分を変え、一度きりの出会いを大切にする…
これが「一期一会」です。