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心のページ
このページは市民から人格者と認められ、思想的に偏らない方に事務局からボランティアをお願いし、悩みの多い青少年や市民にメッセージを送っていただくコーナーです。
松山 克子さん

昭和17年東京生まれ。東京藝術大学付属音楽高校を経て同大学音楽学部卒業。県立石山高校音楽科フルート科講師を19年間務め、多くの優秀なフルーティストを育てる。22年前にフルートオーケストラ湖笛の会を結成し、3回の海外公演を行うなどその活躍は常に注目を集めている。日本フルート協会常任理事、フルートコンクールの審査員等を務める。県社会教育委員、各種審議会委員、甲西町教育委員長、甲賀郡初の女性PTA会長などの実績から推され2001年より甲西町議会議員、現在2期目。

今週(9月9日号)、毎日新聞の情報紙
「Oh!Me」に掲載された心のページ

クラシックは苦手
「クラシックはどうも苦手で…」
演奏の依頼を頂く時などに、こう言われることがある。「堅苦しい」「窮屈」というイメージが先に立つようだ。
これは、多分に戦後の学校音楽教育の影響だと思う。「音楽」が本来の意味を外れて、不自然に教育と結びついてしまったからだ。たとえば、音楽の時間にレコード鑑賞をし、感想文を書かされたりしたが、苦手だった人も多いはず。
子供の頃、私はラジオのニュース番組やニュース映画のバックに流れる音楽でクラシックが身近になった。
ニュースの内容をうまく表現する選曲がされていて、ごく自然に親しみを覚えた。実は、私たちの周りには無意識のうちにクラシックが流れていることが多い。平原綾香が歌っている「ジュピター」は、ホルスト作曲の組曲「惑星」であり、サッカーのサポーターが高らかに歌っているのは歌劇「アイーダ」の有名な一曲だ。
コマーシャルにも、結構使われているが、その理由の一つは、上品で格調高く高級イメージがあること、二つめには著作権料がかからないことだそうだ。
「TVCMに使われているクラシック」というコンサートでは、日頃テレビでは画面の商品名に目を奪われて何となく聞き過ごしていた曲が、実はクラシックだとわかると大きな拍手が起こる。
伝統の違いからか、日本のクラシックコンサートの観客は比較的若い層が多いが、外国ではお年寄りが多いと聞く。ある年配者いわく、「何処で拍手をしたらいいの?」「いつまで拍手したらいいの?」「客席に座っていて緊張する」…と。お金を払って緊張したり、気を使ったりしたのではたまったものではないに違いない。
クラシック一辺倒になる必要はなく生活を潤す選択肢の一つにもっと気軽に加えていただきたいと思っている。