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心のページ
このページは市民から人格者と認められ、思想的に偏らない方に事務局からボランティアをお願いし、悩みの多い青少年や市民にメッセージを送っていただくコーナーです。

松田 保さん

1948年滋賀県生まれ。
金沢大学教育学部卒業。県立甲南高校、県立守山高校、県立守山北高校にて33年間の高校教諭を務める。その間、1993年よりU-15、16、17の日本ユース代表監督に就任し、1994年第6回U-16アジアユース選手権大会優勝。翌年の1995年には、第3回U-17ワールドユース選手権大会の指揮を執る。2001年には日本サッカー協会公認S級コーチライセンス取得。現在、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部競技スポーツ学科助教授。

今週(11月18日号)、毎日新聞の情報紙
「Oh!Me」に掲載された心のページ

家庭で育まれる感性

私はよく、小さなの子どもを持つ親御さんからこんな質問を受けることがある。「この子を将来スポーツ選手にしたいのですが、どうすればいいですか」と。そしていつも「昔から『三つ子の魂、百まで』と言うように、3歳までは感性を養うことが大切です。喜怒哀楽などの感動を共に味わってあげてください」と、答えることにしている。3歳まではやはり母親だ。医学的にも証明されてきていることだが、胎児期から3歳くらいまでの原体験・原風景が、個性や人格のベースになる道徳律や感性をつくりあげると言われ、死ぬまでの価値観、好き嫌い、美意識、良心、恋愛観などのベースになるという。

『五体不満足』の著者・乙武洋匡さんのお母さんは、初めて我が子と対面したとき手足のない赤ちゃんを見て開口一番「まあ、かわいい」と言ったそうだ。後にその話を聞いた乙武さんは「僕を見てかわいいと思えた事実、かわいいと言った事実っていうのが、本当にすごいことだと思った」と話している。そして「当時の母親の感動が、僕の生きていく上での大きな方向性になった」と語っている。また、皇太子殿下とご結婚された雅子さまは、愛子さまが誕生されたときに「生まれてきてくれて、本当にありがとう」と何度も語りかけられたという。雅子さまの母親の優美子さんは「伸び伸びと育ててしまったから、少しのんき者になったかな、と今は反省しています」と話されていたが、その「伸び伸び」が雅子さまの「感性教育」につながったことは間違いない。

感性とは、脈々と受け継がれていくもので一朝一夕に生まれるものでない。
幼い頃から、子どもと感動を共有することがなにより大切だと思う。

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