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心のページ
このページは市民から人格者と認められ、思想的に偏らない方に事務局からボランティアをお願いし、悩みの多い青少年や市民にメッセージを送っていただくコーナーです。

松田 保さん

1948年滋賀県生まれ。
金沢大学教育学部卒業。県立甲南高校、県立守山高校、県立守山北高校にて33年間の高校教諭を務める。その間、1993年よりU-15、16、17の日本ユース代表監督に就任し、1994年第6回U-16アジアユース選手権大会優勝。翌年の1995年には、第3回U-17ワールドユース選手権大会の指揮を執る。2001年には日本サッカー協会公認S級コーチライセンス取得。現在、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部競技スポーツ学科助教授。

今週(12月2日号)、毎日新聞の情報紙
「Oh!Me」に掲載された心のページ

「まず、好きなことをやれ!」

井原(元サッカー日本代表・主将)を見ていつも思うことだが、井原は本当にサッカーが好きなのだろう。彼が守山高校に来ていなければ、筑波大以外の大学へ行っていれば、また、タイミングよくJリーグが1993年に発足していなければ…。いくつかの人生の岐路を上手にクリアして今の井原がある。それは「おれはサッカーが好きだ、サッカーしかない」という思いを貫き通したからだ。この一途さがいい。自分のやりたいことは自分で決めることが大事だ。もちろん自分で選んだのだから、自己責任はしっかりと取る。
ドリブルが楽しいからボールを蹴る。パスを蹴りだすのは、すばらしいパスを出したときの爽快感、充実感を味わいたいからだ。好きなこと、楽しいことなら「努力」を「努力」と思わなくてすむ。飽きっぽい人間も好きなことは根気よくやり続ける。まずは、プロセスを楽しむことだ。それは、結果をあれこれ考えないということにもつながる。がんばっている時に結果ばかり気にすると、どうしても「いま」への取り組みがおろそかになってしまう。「いま」を大事にするということは、「いま」を楽しむことで初めて生まれる。
人間的にしっかりとしたモチベーションの土台ができていなければ、「自分は楽しんでいる」と実感しながら生活することはできない。この生活術がさらに進むと、自分は「楽しんでいる」と、自分で自分に思いこませることができる。現状を「明るく」「楽しく」「愉快」に受け入れ、「前向きに」「楽観的」へと変えてしまう。そんな人間はへこたれず、打たれ強い。
もうすぐ正月。「おめでとう」と言うのは1年分のうれしいこと、楽しいことを予約するためなのである。「超プラス思考」である。

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