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医療機関で特別養子縁組に取り組む
生まれてくる命に 愛の橋渡し

掲載日: 2015.12.22

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神野レディスクリニック 事務局長
吉田 敏雄さん(米原市在住・67歳)

事情があって生みの親が育てることができない子どもを血縁関係のない夫婦が親子関係をむすんで育てる特別養子縁組制度。産婦人科の神野(じんの)レディス クリニック(彦根市)で事務局長を務める吉田敏雄(よしだとしお)さんは、この制度の支援に第二の人生を捧げている。

見つけた「第二の人生」

神野院長(右)と

滋賀県庁職員を定年まで勤め上げ、長浜市の副市長、長浜赤十字病院の事務部長を経て63歳で退職した吉田さん。これからはのんびり過ごせると思っていたが、すぐに気分が落ち着かなくなった。
何かをやり残している気がしてならない。残りの人生を有効活用したい。それも人のために役立つ形で……。そんな思いが日ごとに大きくなっていった。
知人に「どこかいいところを紹介してほしい」と頼んだところ、「ちょうど神野レディスクリニックさんから事務局長になってくれる人を紹介してほしいと頼まれた」と返事が返ってきた。
2012年10月、吉田さんは神野レディスクリニックの事務局長に就任した。
同クリニックでは医療を通じた社会貢献を目指し、ポルトガル語の通訳を置いたり、宗教的に輸血ができない患者を受け入れたりしてきた。その一環として、特別 養子縁組に取り組む医療機関のネットワークである「あんしん母と子の産婦人科連絡協議会」(あんさん協)に加盟することになった。同クリニックの神野佳樹 (よしき)院長が、医療現場で妊婦や不妊治療患者のさまざまな悩みをサポートする中で決断した。
吉田さんはその担当者として事務処理一切を取り仕切ることになった。4カ月かけて滋賀県の認可を得て2014年1月に事業をスタートした。

実母へのケアも大切に

「あんさん協」の第一の目的は、望まない妊娠をしたり、事情があって育てられないと悩む女性を支援し、生まれてくる赤ちゃんの命を守ること。まず新生児の 幸せと実母の心のケアを大切にしており、養子縁組を優先しているわけではない。虐待防止の観点から特別養子縁組を行い、子宝に恵まれない夫婦への橋渡しを 支援している。実母、養親のいずれからも謝礼や寄付金を取らない。助産師、看護師、事務職員の人件費などは全額クリニックが負担している。
全国22の産婦人科が参加しているあんさん協だが、特別養子縁組を支援する活動をしているのは4施設で、滋賀県では同クリニックのみだ。

愛ある家庭に命つなぐ

同クリニックでは、2014年7月から18組の特別養子縁組の面接を実施。吉田さんは養親への面接も受け持っている。2015年7月に縁組の第1号が成立し、現在、2組目が誕生しようとしている。
「悩んで悩んで、産んだその日のうちに(子どもを手放す)悲しい選択をしてしまう母親もいます。そんな手のひらからこぼれ落ちそうな命を、愛がいっぱいある家庭につなぐボランティアのやりがいはとても大きなものです。私はこの業務に出合えたこと、また私にこの業務に就けていただいた神野院長に心から感謝してい ます」
(取材・越智田)

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