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掲載日: 2006.03.23

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子どもの理科離れをなくす会代表  北原 達正さん

子どもの理科離れをなくす会代表
北原 達正さん (47歳)
(きたはらたつまさ)

今回の素敵な人は、「子どもの理科離れをなくす会」代表の北原達正さん(47歳)。同会では子どもたちに科学の楽しさを教え、将来有望な技術者や研究者を育てる活動を展開中。会員は滋賀、京都を中心に全国へ広がり、現在は2,000人を超える。大津市ふれあいプラザで行われた実験教室にてお話を伺った。

子どもが科学に慣れ親しむ場を!

北原さんは京都大学で太陽物理学を教えている。授業では、留学生たちの向学心に比べて、日本の学生たちの意欲の低さに物足りなさを感じていた。
「将来の日本を背負うはずの若者なのにこれではいけない。子供のうちから科学に慣れ親しむことができたら……」。野球好きな子が野球チームに、サッカー好きな子がサッカーチームに入るように理科好きな子が活動する場があれば……。そんな思いから2001年に同会を設立。滋賀や京都の小中学校を訪れ、ロボット作りや科学実験などの出張講座を開く。また一般・会員向けにも科学実験やロボット研究室、合宿などを行い、昨年は会の発足から4年目にして同会所属の中学生チームが「ロボカップ世界選手権・ジュニア部門」で見事優勝。早くも子どもたちの才能が発揮されている。
またこういった活動が評価され、平成16、17年には文部科学省の21世紀プラン事業に採択された。

火星探査機も作れるかも!?

会の看板講座「ロボット研究室」について伺うと「必ず一から作り上げていくことが大事」とのこと。講座ではセンサーを使って火星探査機と同じ動きをするロボットを作る。かなりむずかしそうだが「ベーシック」「アドバンス」といった講座を継続的に受けると必ずできるようになるという。
「子どもが作りやすいようなある程度できあがったものを組み立てるのではダメです。子どもたちは何回も失敗しますが、それでいい。失敗すればするほどうまくなり、なんでも自分でできる子になります」と北原さん。

誕生するかな技術者・研究者

子どもたちは体験することによって目を輝かせて興味を示し、段階を踏んで指導することで驚くほどのレベルに達するという。
「子どもたちの成長には本当に驚かされます。きっと優秀な技術者や研究者が生まれると信じています」と笑顔の北原さん。
取材中、楽しそうにロボット作りに取り組む子どもたちが未来の科学者に見えた。
(取材・鋒山)

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