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掲載日: 2011.06.15

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ジャズトランぺッター 浜田 博行さん(大津市在住・47歳)

ジャズトランぺット奏者として活躍する浜田博行さん。県内で質の高いライブ活動を続け、ライブハウスも経営し、学校での鑑賞会活動にも取り組んでいる。

きっかけは友人の演奏

中学3年生の夏、吹奏楽部の友人がトランペットを吹く姿を見て、体の中を衝撃が走り抜けた。「かっこいい!」
トランペットの哀調を帯びた音色が心を揺さぶった。
野球部に所属していたが、引退後すぐに、吹奏楽部に入部し直した。高校受験の準備に取りかからなければいけない時期だけに、周りはあきれたが、必死で練習し、卒業するころには一応演奏できるようになった。

演奏活動に励む日々

高校で軽音楽部、大学でビッグバンド部に所属してジャズの世界と出合った。ジャズの醍醐味の一つはアドリブ。その場で自分流にメロディーを作り出し、自由に演奏する。
「例えば、1人のお客さんに集中して演奏し、笑顔や涙を誘ったりするコミュニケーションも楽しいです」
ジャズならではの自由な演奏とライブでの会場との一体感。夢中になってのめり込んだ。大学在学中には、ニューヨークに渡り、著名なトランペット奏者のクラウディオ・ロディッティ氏に学んだこともある。大学卒業後は広告代理店に勤めながらポップスグループ「モダンチョキチョキズ」で2年間活動。ニューヨークなど海外を何度も訪れ、一流のアーティストと共演して刺激を受けた。
その後、広告会社を辞めて演奏活動に専念。ライブ活動を続けた。

普及に学校で演奏

大阪で生まれ育った浜田さんが滋賀へ練習場所を移したのは1989年のこと。都会では望めない24時間音が出せる場所を高島で見つけたからだ。森の中の一軒家。大自然の中で思いきり練習できて爽快だった。
96年、大津市瀬田に『ジャズライブハウス「ねこ」』をオープンさせ、01年には大津市堅田に移転して『ジャズプレースねこ』とした。
積極的なライブ活動と並行して、トランペットの個人レッスン教室を開く。ジャズの普及活動にも力を入れ、小・中学校や高校で音楽鑑賞会を開き、ステージを降りて、生徒の中に入り込んで演奏し、コミュニケーションをとることもある。

滋賀文化奨励賞を受賞

浜田さんの活動が実を結び、滋賀でジャズが徐々に盛んになっていった。「大津ジャズフェスティバル」や「びわこjazzフェスティバルin東近江」の開催や、高島ではジャズ同好会「cattail」が結成されたりした。
こうした一連の活動が認められ、昨年は滋賀文化奨励賞を受賞した。
「クラシック分野の受賞が多い中、ジャズで受賞できたのは、驚きでありうれしい出来事でした。私の役目はジャズファンを増やすための水先案内人。まずは滋賀の素晴らしい景色とすてきな音楽が一体化したライブをしたい。琵琶湖の上にせり出したステージで演奏するのが夢です」
(取材・鋒山)

 

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