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掲載日: 2014.01.22

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ジャズベーシスト 高木 遊馬さん(高島市出身・28歳)

自由な即興演奏が魅力のジャズ。その演奏を豊かな低音で操り、リズムとメロディーの両面からリードするのがジャズベースだ。高木遊馬(たかぎゆうま)さんは、ロックに夢中になっていた少年時代から一転、20歳でジャズベーシストに転向。独学で勉強しながらアメリカで武者修行を積んできた。2月7日、湖国デビューとなる「ヴァレンタイン・ジャズ・ライブ」(しがぎんホール)でジャズベースの魅力を余すところなく披露する。

ロックにはない自由さ

14歳のとき、兄の影響でエレキベースを始め、同級生とパンクロックのコピーバンドを結成。ロックにどっぷりとつかっていた。
ジャズに出合ったのはその3年後。友人に誘われて行ったライブハウス「ジャズプレースねこ」(大津市)でのライブだった。
笑顔で楽しそうに演奏し、楽器同士が即興・掛け合いで音楽を作っていく中、自然に体がリズムを刻み、会場が一つになっていく。自分がやっていたロックのコピー演奏とは大きく違った。
ジャズの魅力を一言でいえば「自由」。和音などの最小限の約束ごとに沿って、それぞれの楽器の演奏者が自由に音楽を創り上げていく。
中でもベースはメロディとリズムの両方を受け持ち、バンドの「要」として音を組み立てて音楽を創り出していく。しかも和音も出せる。
衝撃を受けた。
さらにこの感動は、父が持っていたジャズベース奏者、ジャコ・パストリアスのMDを聴いて決定的なものになった。「こんなにレベルの高い人と一緒に演奏してみたい!」
強い思いが日増しに大きくなり、ジャズの理論書を読みあさり、練習を重ねた。ミュージシャンが自由に曲を創っていくジャムセッションにも参加して刺激を受けた。

エレキからウッドへ

ジャズライブを初めて聞いた日の感動が忘れられず、主催していたジャズトランぺッターの濱田博行さんに思い切って会いに行った。
「ニューヨークはレベルが高い。若いうちに行ったほうがいいよ」とアドバイスを受け、早速渡米。ニューオーリンズに1カ月間滞在し、現地のミュージシャンとセッションを重ねた。
このときウッドベースの深い低音に魅せられ、エレキベースからウッドベースに転向。
チェロのように弓を使って音が出せるのが魅力だった。しかし、正確な音を出すには訓練が必要で、約1年ほどを要した。
24歳のとき、今度は知人のつてを頼ってついにニューヨークへ。そこで想像以上のレベルに驚かされた。セッションで、普通あるはずの譜面が無かったのだ。その訳を聞いてみると、膨大な量の曲を全て記憶し、アレンジしながら音楽を創っていくのだと教えてもらい言葉が出なかった。もたもたしていると他の奏者がすぐに割り込んできて、弾き出されてしまう。
悔しい思いをしながら、知らない曲は1日で覚えるように努力し、毎晩セッションに参加。努力の甲斐あって2、3カ月ほどすると徐々に仕事が増えてきた。

滋賀でライブの感動を

ジャズトランぺッターの濱田博行さんと

日本に帰国後、東京都内を中心に横浜、千葉、埼玉でのライブ、セッションホストなど幅広く活動してきた。2月7日には大津市のしがぎんホールで「ヴァレンタイン・ジャズ・ライブ」に出演する。
「お世話になった濱田さんや、日本の若手トップボーカルリストとして人気と注目を集めるマヤ・ハッチさんなど、素晴らしい方々との共演が楽しみです。お客様にも、私が初めてジャズライブに行ったときのような感動を1人でも多く味わっていただければと思っています」
(取材・鋒山)

 

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