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掲載日: 2014.05.21

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滋賀トヨペット 代表取締役社長 山中隆太郎さん(大津市在住・67歳)

お客さんに最先端の安全性能や環境性能を体験してもらいたい。点検などの待ち時間も快適に過ごしてもらいたい。滋賀トヨペットは2013年10月、栗東市にハブ拠点「ウエルコム栗東」をオープンした。より楽しく豊かなカーライフを提案する、まったく新しいタイプの店舗だ。未来に通じる「機能的で快適な店舗環境」を目指して奮闘中の同社社長・山中隆太郎(やまなかりゅうたろう)さんに話を聞いた。

売るだけの店から脱皮

自動車の販売店といえば、新車ショールームや整備工場をまっ先にイメージしがちだが、「ウエルコム栗東」は違う。
カーライフが楽しめるようにさまざまなしかけが用意されているのだ。
例えば、モデルごとの多彩なグレードやボディカラーを直接確認できるだけでなく、広大な敷地を利用して造られたテストコースで、好みの最新車両に試乗し、運転感覚や乗り味を体験できる。テストコースは1周260㍍にも及ぶスケールの大きさだ。
また、車検や点検の待ち時間を快適に過ごせるよう、待ち合いスペースには高級感あるソファを設置。シティホテル並みのぜいたくな空間になっている。
ディーラーの持ち味を生かした新しい店舗づくりも進めている。2013年の11月、守山市にオープンしたハイエース専売店「エリア・ハイエース」。新車や中古車を数多く取りそろえているだけでなく、「自分流にカスタマイズしたい」というマニアの要求にきめ細かく対応している。
これは全国のトヨタディーラーでも初の試みで、他府県からも来店する客が増えているという。
「車の改造は法律上、さまざまな規制がありますので、ハイエースを熟知している私どもが高レベルのカスタマイズをすれば喜ばれるはずだと考えました」

実存哲学が経営の礎に

子どものころは自己主張が強く、言い出したら聞かないところがあったという山中さん。高校時代に倫理社会の授業で実存主義哲学と出合い、夢中になった。
「他人によって自分が生かされていることを学び、自分の存在は『他人の生活環境の一部に過ぎない』ことを知りました。
だから毎日笑顔で暮らすように努め、自分は他人の迷惑にならない『楽しい環境』になろうと決心しました」
さらに、同窓会で久しぶりに再会した同級生から「小学校の時の山中君は大嫌いだった」と言われてショックを受け、自己改革に真剣に取り組んだという。
大学に進んでからは作家・思想家のアルベール・カミュの理論や、近江出身の江戸時代の陽明学者・中江藤樹(なかえとうじゅ)の教えに共感。特に陽明学からは「実践してこそ意味がある」という「致良知」の考え方に影響を受け、「周りの人が楽しくなるような生き方をしていこう」と決心した。

働きやすく職場を改善

大学卒業後は広島の酒造会社に就職。その後、26歳のときに滋賀に戻って現在の会社に入社した。41歳から十年余りはトヨタホームに出向し、自動車以外の仕事も経験。滋賀トヨペットに戻り、61歳で社長に就任した。
「会社は社員にとって楽しく働きやすい環境でなければならない」という思いから、整備工場に空調設備を完備。夏は暑く冬は寒い職場環境を改善するなど、着々と改革に取り組んでいる。
「ウエルコム栗東は、英語の『ウェルカム(ようこそ)』をひねってネーミングしました。マーク? これも私のデザインです」
ユーモアと熱いチャレンジ精神にあふれた山中さん。次はどんなアイデアを出してくるのだろうか。
(取材・越智田)

 

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