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掲載日: 2014.06.11

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Nitro Eventual
山川 武聖さん(東近江市在住・17歳)
京田 佑樹さん(東近江市在住・18歳)
金井 広行さん(東近江市在住・17歳)

左から、京田さん、山川さん、金井さん

2014年7月、ブラジルで開かれる国際的なロボット競技大会「ロボカップジュニア」に、東近江市の高校生チーム「NitroEventual(ニトロイベンチュアル)」が出場する。メンバーは山川武聖(やまかわたけあき)さん(近江兄弟社高校3年)、京田祐樹(きょうだゆうき)さん(八幡工業高校3年)、金井広行(かないひろゆき)さん(河瀬高校3年)だ。2014年3月、埼玉県で開かれた「ロボカップジュニア日本大会2014」サッカー・オープン競技で準優勝し、日本代表に選ばれた。
3人は小学生のころから地元のロボット教室に通って技を磨いてきた。

小学生のころから熱中

ロボカップジュニア
京滋奈ブロックの様子

3人は東近江市の「西堀榮三郎(にしぼりえいざぶろう)記念 探検の殿堂」が2006年から開いているロボット教室「ココロボ」の出身。
ココロボは、小学4年生から中学3年生までを対象に、パソコンを使ってロボットの制御を学び、探究心と創意工夫を養う科学教室だ。
サッカーや野球などスポーツの教室は多いが、科学教室は少ない。金井さんのお母さんは、スポーツが苦手な息子が打ち込める教室が無いかと探していたときにココロボのことを知り、「これだ!」と思ったという。
3人のチーム名「Nitro Eventual」は、京田さんの好きな歌手の歌「Nitro」と、究極という意味の単語「Eventual」を合わせたものだ。

それぞれ長所生かし

ココロボの在籍資格は中学生まで。保護者の有志らが協力して研究サークル「ココロボ2」を設立し、中学校卒業後もロボット製作を続けた。
ココロボ2には指導者がおらず、運営資金も無い。10万円以上かかるロボットの材料費は自分たちでまかなうしかない。さらに、部品を海外から調達することもあり、辞書を片手に手紙を書いて発注するなど苦労した。
だが、もっと難しかったのはロボットを動かすプログラミングだ。何度も挫折しそうになったが、3人はチームワークで乗り越えてきた。
山川さんはグループをまとめるのが得意で、京田さんと金井さんはロボットを作るのが得意。
それぞれの良いところを認め合いながら難局を切り抜けてきた。
「3人はすでに立派な開発者です。私たちが技術面でサポートすることは何もありません」と西堀榮三郎記念探検の殿堂の学芸員・角川咲江(すみかわさきえ)さんは話す。

人に役立つロボットを

大会は3種目の競技テーマがあり、3人が出場するのは「サッカー」。各チーム2台のロボットを使い、通常のサッカーと同様に相手ゴールにボールを入れ、得点を競う。
全国的にもレベルが高い京滋奈ブロックを突破し、日本大会に出場。決勝戦では、昨年の世界大会で3位になった強豪チームと対戦し、延長戦の末、惜しくも8対9で敗北したが準優勝を収めた。7月にブラジルで開かれる世界大会には、37カ国の国と地域を中心に参加者が集まる。夢の舞台を前に、今は準備に余念がない。
3人の将来の夢は「人の役に立つロボットを作ること」、「ロボット製作の知識が生かせる仕事に就くこと」。ココロボの後輩たちのサポートにも力を尽くしていきたいという。
(取材・澤井)

 

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