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掲載日: 2015.06.17

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第35期女流王将・女流棋士 立命館大学文学部4回生 香川 愛生さん(22歳)

中学3年でプロ棋士になり、20歳で女流王将になった香川愛生(かがわまなお)さん。
ゴールデンタイムのバラエティー番組に出演し、AKB48のメンバーに例えて「将棋界のまゆゆ」と紹介され、熱心なファンからは「番長」とも呼ばれている。現在、最も勢いのある女流棋士の1人だが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。

中学3年でプロ 翌年奨励会入り

将棋を覚えたのは小学3年のとき。ちゃきちゃきの攻め将棋で頭角を現し、中学3年でプロ棋士になった。しかし、プロ初の公式戦で不本意な負けを喫っしてしまった。畳に正座、持ち時間が1人2時間と長い公式戦の雰囲気に飲まれて自分の力が出し切れなかった。
プロとして未熟さを痛感し、高校1年の春に日本将棋連盟の「奨励会(新進棋士奨励会)」へ入ることにした。ここは男性も含めたプロ棋士になるための研修機関。既に女流棋士の香川さんにはまさに“逆戻り”で、本来ならあり得ないことだったが、「プロとして通用する人間になりたい」という思いからの決断だった。
高校1年の夏にプロ活動を停止し、奨励会に入会。ほとんどの場合6級からスタートするところを香川さんは5級からスタートした。しかし、奨励会は想像以上に厳しかった。26歳の誕生日までに4段にならないと退会となる。1年間に4人しか突破できない難関だ。
香川さんは1年半頑張ったが4級止まり。限界を感じて高校2年の冬に退会した。
心身とも疲れ果てて体重は8㌔も減ったという。

大学でやり直し

その後はプロ活動に戻ることなく、大学受験に専念した。物心ついてから初めて、将棋とは無縁の生活を送ることで心が落ち着き、自分を冷静に見られるようになった。
これまで「つらい」を「嫌い」と勘違いしていたことを知った。自分はやっぱり将棋が好きだ。将棋がない生活は楽しくない。将来どうするかは、大学に入ってから考えようと思った。
そんなとき、立命館大学将棋部が全国優勝したという新聞記事が目にとまり、大学のホームページで将棋推薦入試があることを知った。「これだ! 」。大学で将棋をやり直すことにした。

距離置くことで見えてくるもの

大学で伸び伸びと将棋に向き合ったことにより才能がさらに花開いた。
プロ活動を再開し、一昨年には女流王将を勝ち取った。プロにとっては将棋を言葉にすることも必要だが、大学で専攻する「言語コミニュケーション」が役に立っているという。
「思い出深いのはプロ復帰1年目に長浜の慶雲館で開かれた『長浜盆梅駒姫対決』に招かれたことです。すてきな浜ちりめんの着物を着せてもらい、プロとして駆け出しの私を温かく迎えてくださいました」
自分が好きな世界でも、たまには視点を変え、距離を置くことで飛躍につながることもある。香川さんの歩みがそれを物語っている。
(取材・越智田)

 

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