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喜ぶ笑顔が見たいから リアルでユーモラスなかかしが大人気

掲載日: 2015.11.12

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小西 節雄さん(東近江市在住・68歳)

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東近江市山上町。田畑や住宅が混在する田園地帯に、一風変わった畑がある。約400平方㍍の畑には農作業に精を出す20人以上の人影。中には警官や釣り人 の姿もある。これらはすべて人間そっくりのかかしだ。作ったのは畑の持ち主の小西節雄(こにしせつお)さん。今にも動き出しそうなリアルなかかしは、通りかかった車が思わず引き返してくるほど。遠方から見学に来る人も多いという。

遊び心で作った50体

県道沿いにある小西さんの畑には耕運機を押すおばあさんや刈り込みするおじいさん、酒を片手に上機嫌のおやじ、自転車で走る人から交通違反を取り締まる警 官まで、ユーモラスなかかしがいっぱいだ。リアルさとユーモラスさが話題となり、今年のシルバーウイークには1日30人以上がカメラ持参で畑を訪れたとい う。
小西さんが最初にかかしを作ったのは数年前。会社を定年退職して畑作業をするようになり、畑のスイカをカラスから守ろうとして作った1体のかかしだった。知恵のあるカラスの眼をだますのは容易ではない。しゃがんだ格好で草取りをする農夫には、人間らしく見せるため人と同じように動く関節を木で 作ってボルトで留め、体に丸みを持たせて服を着せた。
畑に置くと、道を通り掛った人が「朝早くからご苦労さん」「遅くまで気張るね~」など人間と間違えて声をかけていく。その反応が面白く、小西さんの根っからの遊び心に火が付いた。以来、かかしづくりにのめりこみ、これまでに作ったかかしは約50体にも及ぶ。

ジョークも加え

長靴に麦わら帽子、乳母車、農機具などの小物を上手に使い、畑で作業する臨場感を演出。さらに、米をかつぐ人に初心者マークをつけて「どちらも新米」、空の桶(おけ)を持ってマイクを握る「カラオケする人」など、ユーモアも加えた。5月にはこいのぼりとそれを釣り上げる人をセットにし、下にまな板を置いて 「まな板の上のこい」などクスッと笑わせるジョークも交えている。

交通事故防止にも一役

2014年、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAの学芸員が道に迷って偶然畑の前を通り掛かり、かかしを見てびっくりした。その芸術性の高さに着目してNO-MAでの展示会が実現し、テレビや新聞各社の取材を受けるなど一躍人気のスポットになった。
最近では実用の点からも注目されている。小西さんの自宅横の交差点は車と自転車の出会い頭の事故が多かったが、ここに自転車に乗った中学生のかかしを設置して事故防止に一役かっている。交通安全目的でかかしを設置したい人からの問い合わせがあり、作り方を伝授している。
昔から手先が器用で花器やストラップを作っては人にあげてきた。人に喜んでもらえるのがうれしかったからだが、かかしづくりも同じで、人に喜んでもらえるのがたまらないという。この精神が近隣の人にも伝わり、かかし用にと古着や道具を提供されることもあるという。
「人生、人の笑顔が見られるのが一番の手応えです」
(取材・福本)

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