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「竜王チャチャチャ運動」で 子どものむし歯激減に成功!

掲載日: 2023.07.18

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小島 宏司さん(東近江市在住)

今から20年ほど前、滋賀県竜王町はむし歯の子どもが多い町だったが、最近では激減。現在、県内で子どものむし歯が最も少ない町になっている。
竜王町国保診療所/歯科保健センターの小島宏司(こじま ひろし)所長は21年前、この診療所に着任して間もなく、清涼飲料水を控えてお茶を飲む「竜王チャチャチャ運動」を提唱。乳幼児から高齢者まで幅広い世代のむし歯予防を推進し、昨年滋賀県から教育功労賞が贈られた。

昔は子どものむし歯が多かった

「21年前この診療所に赴任したときは、子どものむし歯治療で大忙しでした。ひっきりなしに子どもが来て治療のときは大泣き。もともと子ども好きなので押さえつけての治療は嫌で、この状況をなんとか変えたいと思いました」と小島先生。
大学卒業後は8年間、大津市民病院に勤務。平成7年に実家に近い竜王町の国保診療所で歯科医師のポジションが求められているのを知って転勤。毎日、子どものむし歯治療に追われた。
小島先生の家庭にも幼い子どもがいたので、「このままでは絶対良くない」と痛感し、さっそく改善に取り組んだ。
「治療も大切ですが、医療の本質は健康な人を増やす事です。病気にならないように知恵を絞り、努力していく事が大切です」と、学校歯科医を兼務しながら学校保健委員会などで訴え続け、状況を正確に把握していくためにアンケート調査を実施。
その結果、むし歯の多い子は三世代家庭が多く「ダラダラ食べ」の影響がある事を知ったという。

竜王チャチャチャ運動で、むし歯を撃退

糖分の多い清涼飲料水をダラダラ飲んでいると、歯の成分が溶け出してむし歯になりやすい。
そこで、食生活を変えることから始めようと「清涼飲料水を控え、お茶を飲むこと」を提唱。これを「竜王チャチャチャ運動」と名付け、ポスターやカレンダーを作ったり、町の広報紙で訴えたりして広めていった。
診察室では大量の空の清涼飲料水のペットボトルを置き、糖分が表示されている部分を分かりやすくしたりしてチャチャチャ運動を推進した。さらに、歯科衛生士による「歯みがき講習」や「フッ素洗口」も展開。
【フッ素洗口:フッ化物の洗口液(薬局・ドラッグストア、歯科医院などで入手できる)で1分間程うがいをする。うがい後30分程は飲食を避けるため、小中学校などでは授業の前に行われている】
このような地味な努力を続けた結果、むし歯の子どもが目に見えて減少していった。
「診療所でしばらく勤めた後、歯科医院を開業するつもりでしたが、面白いように効果が現れ、すっかりのめりこんでしまいました」

目標は「10028」

小島先生の活動は子ども達だけでなく、高齢者にも向けられており、「要介護度2〜5の高齢者」の家庭に無料訪問している。
寝たきりの人のむし歯や歯周病は知らず知らずのうちに放置されてしまう事が多い。しかし、口の働きは極めて重要で、おいしく食べたり、楽しく会話したりして、長生きして欲しいと小島先生はいう。
最近では、歯の手入れをすると肺炎の発症率が減ることも分かって来ているので、唇(くちびる)の力が弱まってきて飲み込む力がない高齢者のために、口のトレーニングビデオを作成して配布もした。
「昨年、滋賀県の教育功労賞を頂き、光栄に思っています。竜王町の子どもたちが80歳、90歳になったときに歯がどれくらい残っているかが楽しみです。80歳になっても20本以上歯がある「8020運動」はもちろんですが、100歳で28本の歯を残す「10028」を目標に
して欲しいと思います。歯を大事にすれば100歳まで楽しく生きる事も決して夢でありません」
(取材:2017年3月 鋒山)

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