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タンポポ研究一筋
「解きがたき謎」に挑む“タンポポガール”

掲載日: 2019.06.10

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滋賀県立大学環境科学部
環境生態学科3年
龍見 瑞季(たつみ みずき)さん(多賀町在住)

小学生の頃から自然観察が好きだった龍見さん。在来種と外来種があるタンポポに興味を持ち、小学5年から中学2年までタンポポ観察をテーマにした研究成果を毎年応募し、毎回受賞した。中でも中学1年の時、第55回学生科学賞で入選2等を受賞。大学進学後も研究を続け、5年に一度のタンポポ調査の実行委員会にも携わり、「タンポポガール」と呼ばれている。

花ことばは「解きがたき謎」

タンポポが好きになったきっかけは、小学4年生の時奈良市内から自然いっぱいの多賀町に引っ越して来たことだった。目の前にあるたくさんの植物を夢中になって図鑑で調べた。とりわけ辺り一面に咲いているタンポポに興味を持ち調査を始めた。
タンポポは、花の下の緑色の総苞(そうほう)外片が下を向いているのが外来種、上向きが在来種だ。さらに真ん中を向いている雑種もあることがわかった。小学5年からタンポポを夏休みの自由研究のテーマにし、自宅周辺を次から次へと調べた。在来タンポポの調査は開花している10時頃から15時頃までが勝負だ。自転車で調査地を回り1日中観察することもあった。まとめ方などに行き詰まると、多賀町立博物館に行き学芸員からアドバイスをもらった。
「タンポポは雑種化が進んでいて厳密な分類は難しいです。花言葉が、解きがたき謎。その通りでした。季節によって総苞外片の形態と花粉量が変化するのではないかと考え、現在研究中です。タンポポに関する論文を読んだりしていますが、わからないことが多くもっと調べたいです」

滋賀県はタンポポの分布境界?

タンポポ研究の第一人者、兵庫県立人と自然の博物館の鈴木武氏には高校2年のときから色々助言を受け、兵庫や京都、福井などの調査の時は同行して学んでいる。
「東海地方で主に咲くトウカイタンポポ、滋賀県ではカンサイタンポポとトウカイタンポポの中間種のセイタカタンポポが咲きます。滋賀県はタンポポの分布境界なので面白く、甲賀市には外は白で中心が濃い黄色の珍しいイガウスギタンポポ(キビシロタンポポ)が咲いています。大学の敷地内でも、突然変異で生まれたひとつの茎から2本の頭花が出ているタンポポや、シロバナタンポポが一部だけ黄色くなったキバナシロタンポポを見つけて感動しました」

タンポポをきっかけに身近な自然に目を向けてほしい!

タンポポ調査の実行委員として今年から参加した龍見さんは「タンポポガール」と呼ばれ親しまれている。
「タンポポ調査は、見つけたタンポポをティッシュに包んで調査票と一緒に各都道府県の実行委員会(滋賀県の場合は県立琵琶湖博物館)に送るだけで、誰でも参加できます。2020年3月から5月が調査期間なのでぜひ参加してみてください」
今は従来の学説を新たな視点で研究し、卒業論文にまとめたいと思っている。大学を卒業してもタンポポの観察は自分の生活の一部なので続けていきたいと、龍見さんは笑って話す。カンサイ、セイタカ、トウカイ、キビシロ、シロバナ…たくさんのタンポポを見てきたがまだ見たことがないたんぽぽもある。隠岐の島にあるオキタンポポをいつか見に行けたら…と夢は膨らむ。
「どこでも誰にでも気軽に観察できます。タンポポを見ることで季節のうつろいを感じたり、身近な環境を知るきっかけにしてもらえれば嬉しいです」(取材・鋒山)

●お問い合わせ
龍見 瑞季
E-mail:mizukidandelion18@gmail.com

タンポポ調査・西日本2020
(公社)大阪自然環境保全協会
大阪市北区天神橋 1-9-13ハイム天神橋 202
TEL:06-6242-8720

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