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「素敵な人」
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自分らしく描くだけ…いつまでも少年の心を持つ画家
今回の素敵な人は洋画家の東郷正二郎さん(71歳)。近江八幡のアトリエを訪ね、お話を伺いました。

うれしいことも
苦しいことも
絵を描くこと!?

1932年、東郷さんは台湾に生まれました。終戦後、母親の親戚のある近江八幡に引き揚げ、京都教育大学を卒業、滋賀や京都の中学・高校で美術の教員を30年間勤めました。昭和62年に教員を辞めてからは、創作活動に専念するかたわら県内外で美術の講師として活躍しています。
東郷さんが絵を描きだしたのは中学1年、本格的には20歳の頃だそうです。昨年は画業50年を記念し友人や知人らによる実行委員会が個展を開催。画集「近江八幡の町並みと水郷」を出版しました。
50年という大きな節目を迎えても東郷さんに気負いはありません。これまでの感想をお尋ねすると「大事なものはイヤになりません。だから50年間ずーっと描いてきただけです。うれしかったこと…。うーん、それは毎回、絵が完成した時かなぁ。苦しかったこと…それも絵を描いている時かなぁ。苦しいからうれしい。喜怒哀楽がボクの人生です」と。

近江八幡の風景はどこもお気に入り
八幡堀端にひっそりと建つ民家、水郷のヨシ群落…。東郷さんが描く近江八幡の風景画は寂しさの中に温もりが感じられるメランコリーな作品ばかり。近江八幡の風景でお気に入りは?との質問に「近江八幡には歴史的な町並みもあり、水郷もあり、山もあり、琵琶湖もある…。他の町にはないでしょこんなにイッパイ描くところがある町は…だから全部がお気に入りかなぁ」と東郷さんは話す。

好きなものを描く。ただ、ひたすらに・・・
アトリエはまるでオモチャ箱をひっくり返したようです。天井には模型飛行機がいくつも飾られ、部屋には画材はもちろん、楽器や世界の民芸品、大好きなお酒のボトルも並んでいます。ここから様々なアイディアが生まれ、数々の作品が出来上がります。今も100号の作品に取り組んでいます。
これからの夢を東郷さんにお聞きしました。「まわりを気にしないで続けること。好きなものを自分らしく描いていきます。ひたすらに続けることが夢」
白髪に白いヒゲ、でもその眼差しには少年のような純粋な輝きがありました。
今後のますますのご活躍を期待いたします。 
(取材・左近)

5/22(土)〜30(日)
東郷正二郎個展
「近江八幡の町並みと水郷」
●場所:旧八幡郵便局
●入場無料

主催:東郷正二郎画業50年 記念事業実行委員会
後援:毎日新聞社
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