| 今回の素敵な人は、ステンドグラス作家の杉浦照子さん。現在、草津市南笠にある自宅兼工房『グラスヴァーレ』で、ステンドグラス教室をしながら作品作りに励んでいる。
ガラス製の小さな植木鉢「テラリウム」に出会って
杉浦さんが、ステンドグラスに興味を持ったのは20年以上も前のこと。とある百貨店で、ガラス製の小さな植木鉢に一目惚れをしたのがきっかけだ。その植木鉢は「テラリウム」という種類でステンドグラスの技法を使って作られていることを知った。自分でも作ってみたいと思った杉浦さんは、早速、電話帳でステンドグラスの工房を探し、長岡京市の作家に師事しながら独学で技法をマスターしていった。
気付いたらステンドグラス作家に
それからは自宅の車庫の二階に工房を設けて作品作りに没頭。気付いたらステンドグラス作家になっていたという。ステンドグラス教室も自然発生的に始まった。「知り合いの方に教えていたら、口コミでだんだんと生徒さんが増えてきて今では20人ぐらい。教室での世間話とおやつタイムを楽しみにしている生徒さんも多いですよ」と杉浦さん。 生徒は20代から60代と幅広く男性も三人いる。教室では杉浦さんがデザインした型紙も使わせてもらえる。作家にとって作品の型紙はとても大切なものだが、「同じ型紙を使っても生徒さんの手で作り上げれば、それは世界に一つしかないオリジナル。ステンドグラスの良さを知ってもらえるならと思って使ってもらっています」とさらりと言い切る。
ステンドグラスの柔らかな光が体を癒す
ステンドグラスの魅力は、なんといっても光を灯す瞬間だ。自宅のリビングには杉浦さんの作品が並ぶ。蛍光灯はほとんど使わない。ご主人が仕事から帰ってきて真っ先にランプに火を入れてくれるのがうれしいという。クラシックな色合いのガラスから溢れる柔らかな光が疲れた体を癒してくれるからだろう。
二年間の集大成
「あかりファンタジー ステンドグラス展」
11月9日からは、二年に一度の作品展「あかりのファンタジー ステンドグラス展」を滋賀県立近代美術館ギャラリーで開催する。この展覧会では、二年がかりで作り上げられた生徒さんの作品などを多数展示。取材日の教室では、作品展に出展する作品の仕上げで皆さん大忙しだったが、この日もわいわいと作品作りを楽しんでいる感じで笑い声が絶えなかった。
「展示会が終われば次回の作品作りのために皆さんで丹波篠山までガラスを仕入れに行くツアーを予定しています。おいしいものもたくさん食べに行ってきます」と杉浦さんと生徒さんの楽しみはこれからも盛りだくさんだ。
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