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「素敵な人」
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「近江富士」を
撮り続けて30年
三上山の魅力を
伝える



八田 正文さん(71歳)
(はったまさふみ)


今回の素敵な人は、野洲市在住の写真家・八田正文さん。写真集「近江富士百景」、「近江富士遊々」を出版。自宅でギャラリーを開設するなど活躍中。

最初は軽い気持ち
八田さんが三上山の撮影を始めたのは30年前のこと。一つのテーマで写真を撮りたいと考えた時、ふと目にとまったのが三上山だった。「近江富士」とも呼ばれる美しい姿に、京都から引っ越してきたばかりの八田さんは強く惹かれたという。早速、愛用のカメラ「Mamiya RB 67」をかつぎ撮影へ。「1年もあれば……」と軽い気持ちで始めたが、そう簡単なものではなかった。やっとの思いで5年後に写真集「四季近江富士」を完成(※現在は絶版)その後、別のテーマで撮影することも考えたが「気づいたら三上山にカメラを向けていました」と八田さん。1994年には定年退職を機に「近江富士百景」を出版した。
その後、わずか標高432mの山が意外に遠方からも見えることに気づき、京都や三重、滋賀と福井や岐阜との県境、さらには奈良県の生駒山まで走り回るようになったという。
それらをまとめたものが2000年出版の「近江富士遊々」。
いつも同じに見える三上山に、なんてたくさんの表情があるのだろう……と驚かされる。

たくさんの人と写真を楽しみたい
1999年には自宅の一部を改装してギャラリー「写真ステージ『近江富士』」をオープン。訪れた人との写真・風景談義に花が咲く。
たくさんの人と写真を楽しめるようにと、三上山の写真をテーマにした同好会「さんさん会」や、野洲市コミュニティーセンターで写真講座を開催。また年に4回開催される「琵琶湖一周カメラウォーク(主催・ラフォーレ琵琶湖)」を企画するなど、休日も予定がぎっしり。さらに今年は次の写真集の出版もひかえている。
写真のおもしろさを尋ねると、「上下左右前後と撮影位置がほんの少し変わるだけで、全く違う作品ができること。そしてそのバランス感覚がおもしろい」と返ってきた。
カメラや写真について熱心に話す笑顔が印象に残った。
八田さんは物理の先生でもある。非常勤講師として京都の高校へ通う忙しい身に加え、活動の幅は広がる一方。次の写真集が楽しみである。
(取材・川上)
※掲載した風景写真は全て八田正文さんの撮影です



■関連リンク
八田正文 写真ステージ「近江富士」 
近江富士百景 
サンライズ出版 
ラフォーレ琵琶湖 




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