戦国時代末期の永禄 2 年(1559)、遠藤盛数（えんどうもりかず）によって陣が置かれたのが郡上八幡城のはじまりです。明治4年の廃藩置県とともに廃城となり石垣を残してすべて取り壊されてしまいましたが、昭和8年に再建され、現在の天守は日本最古の木造再建城となっています。木造4層5階建ての天守等は市の重要文化財に、一帯の城郭は県の史跡に指定されています。司馬遼太郎氏は「街道をゆく」の中で「隠国(こもりく)の城」と称賛しています。
お城の美しさもさることながら天守からの眺めも絶景で、城下町と奥美濃の山々が見渡せます。
園内は四季折々に違った景色が楽しめ、紅葉の名所にもなっています。11月中旬には庭園のライトアップや「もみじまつり」も開催されます。
※特別に許可を得て撮影しています

水の城下町とも称される郡上八幡。奥美濃の山々から流れる三つの川が合流するところで、清らかな水が今なお住民の暮らしに欠かせないものとなっています。
国の重要伝統的建造物群の選定を受けた古い町並みに沿って城下を巡れば、水が育んだ郡上八幡の暮らしや文化に触れられます。

【宗祇水（そうぎすい）】
環境省が選定した「日本名水百選」の第１号に指定されたことで有名になった湧水です。室町時代の連歌師、飯尾 宗祇（いいお そうぎ）がこの泉のほとりで郡上八幡の領主、東 常縁（とう つねより）と歌を詠み交わしたことから「宗祇水」と呼ばれるようになりました。

【やなかの水のこみち】
町なかの一服の清涼剤のような路地です。玉石を敷き詰めた道と水路、柳の並木…水のせせらぎに涼を感じ、歩いている人がみんなちょっといい顔になる小道です。道に敷き詰められた玉石は町の名前にちなんで8万個だそうです。 ※特別に許可を得て撮影しています

川飛び込みの名所、吉田川に架かる「新橋」のたもとにある「新橋亭」は昭和12年創業の老舗です。川のせせらぎに耳を傾け、きらきら光る川面や水遊びの戯れを眺める…そんな郡上八幡ならではの風情を感じながらゆったりと食事ができるので観光客にも人気です。
長良川や吉田川で釣師が釣り上げた天然鮎や飛騨牛を使った郷土料理をはじめ、自家製味噌、地元の山菜、無農薬野菜など、素材にもこだわったここでしか味わえないお料理はどれも絶品です。 ※特別に許可を得て撮影しています
※掲載のメニューは2016年8月取材時のものです。

食品サンプルは発明から80余年の歴史を持つ日本特有の販促ツールで、その緻密さと精巧さは海外からの観光客にも絶賛されています。
「サンプルビレッジいわさき」は、食品サンプルの第一人者である岩崎瀧三が起こした「岩崎模型」が、歴史ある食品サンプル作りの技術を一般の人にも気軽に体験してもらおうと作った施設です。
ロウを巧みにあやつって作る本物そっくりの食品サンプル作り体験は、驚きと感動の連続！ 体験だけでなく店内には食品サンプルの歴史を紹介する展示資料や、見て、触って楽しめる不思議な食品サンプルなどもあり、世界に誇れる日本のサンプル技術が楽しく学べます。
【食品サンプル作り体験】
天ぷら&レタス
Aセット：天ぷら3品・レタス1個=1,320円
Bセット：天ぷら1品・レタス1個=900円
Cセット：天ぷら2品・レタス1個=1,200円
※すべて税込価格　※2018年7月1日より
※特別に許可を得て撮影しています