idea note(イデア ノート)代表 小林 優子さん(近江八幡市在住・49歳)
ヴィンテージ雑貨やアクセサリーなどを扱う人気ショップ「idea note(イデア ノート)」代表の小林優子さん。
6年ほど前、体調を崩した時に使った無農薬ローションの効き目に感動し、現在オーガニックコスメの商品開発に力を注いでいる。「良いものを長く使ってもらいたい」という小林さんの願いがコスメ開発にも活かされている。
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ヴィンテージ雑貨やアクセサリーなどを扱う人気ショップ「idea note(イデア ノート)」代表の小林優子さん。
6年ほど前、体調を崩した時に使った無農薬ローションの効き目に感動し、現在オーガニックコスメの商品開発に力を注いでいる。「良いものを長く使ってもらいたい」という小林さんの願いがコスメ開発にも活かされている。
6年ほど前、医者から勧められた抗生物質を飲んで薬疹になった小林さん。
ほぼ同じころ仕事で石垣島へ行った帰り、土産に買った月桃(げっとう)※の蒸留水を一週間ほど塗ってみると、体中のじんましんが徐々に治まっていった。オーガニックコスメの凄さに感動した小林さんは、自分でもオーガニックコスメを作りたいと思い立った。
幼いころから好奇心旺盛だったという小林さんは、早速大手化粧品会社で30年以上商品開発に携わってきたという友人の知遇を得たり、石垣島で化粧品製造のOEMサービスを行っている会社と交渉したりするなどして2021年7月、自然派化粧品ブランドideearth(イデアース)を立ち上げた。
※沖縄県では古くから健康を支える薬草としも活用されてきたショウガ科の植物で、野山に自生するほか民家の庭などでも栽培されている。
2015年1月、「モノ作り」が好きな小林さんは自ら作ったポーチやショールと手芸用品などを販売するセレクトショップ「idea note(イデア ノート)」を近江八幡の旧市街地に構えた。2年半後、縁あって現在の酒造跡地を改装した「近江八幡まちや倶楽部」1階に店舗を移し、ヴィンテージ雑貨やアクセサリーなどを充実させた。店は「アンティーク商品や量販店では見かけないパーツが揃っている」と瞬く間にインスタグラムで評判となり、2022年9月には同施設2階の現在の場所へ移転した。
店の入口には銅製の立派な蒸留器が備えられ、オーガニックコスメに対する小林さんの情熱が伝わってくるようだ。蒸留水は市内の契約農家から運ばれた無農薬の野菜、ハーブと酒蔵の湧き水で精製後、石垣島の化粧品製造工場へ送られイデアノートオリジナルのローションが作られる。
甲賀の自然豊かな里山で育った小林さん。オーガニックコスメの開発に取り組もうと思ったきっかけは、滋賀の自然を孫子の代に繋げたいという熱い想いもあった。無農薬で作った野菜なら、土も川も琵琶湖も汚さない。形や色が規格を満たさず廃棄処分になる野菜を利用して作ったオーガニックコスメは、植物の有効利用と同時に人間の肌にも優しい。
「虫の声や花の香りなど、五感を意識すると自然の大切さや有難さが見えてきます。私はオーガニックコスメを通して美しい自然を残すお手伝いをしたいと思っています」(取材・髙山)
●お問い合わせ
idea note(イデア ノート)
滋賀県近江八幡市仲屋町中21 2F(近江八幡まちや倶楽部 内)
mail: ideanote2014@gmail.com
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