近江八幡市立総合医療センター 脳神経外科 部長
辻󠄀 敬一(つじ けいいち)さん(近江八幡市在住・46歳)
脳神経外科医として専門分野のカテーテル治療を推進し、質の高い医療を目指す辻󠄀敬一さん。「プレッシャーの中で手術が無事終えるたびにホッとする」と話す。
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脳神経外科医として専門分野のカテーテル治療を推進し、質の高い医療を目指す辻󠄀敬一さん。「プレッシャーの中で手術が無事終えるたびにホッとする」と話す。
県内に4か所ある救命救急センターの一つ、近江八幡市立総合医療センターの脳神経外科医師として勤務する辻󠄀敬一さん。日本脳神経血管内治療学会の専門医であり指導医でもある。
カテーテル手術が専門で、辻󠄀さんが赴任して以来カテーテル手術を受ける患者が大幅に増えたと、同医療センター患者総合支援課 参事の北川博也さんは言う。
手術の中でも血圧によって風船のように膨らんだ脳動脈瘤の手術は、開頭して動脈瘤の根本をクリップで挟むか、手や足の付け根の血管からカテーテルを入れてコイルを瘤の中に入れる方法があるが、経験を積まないとできない手術だと言われている。「手術を任された時に行う手術はプレッシャーもかなりありますが、無事終えた時はホッとします」と、辻󠄀さんは笑顔で話す。
辻󠄀さんは高校生になっても自分の将来像がつかめず悩んでいた時期があった。周りの友人は医師を希望する者も多かったが、自分には難しいし無理だと思っていた。しかし一生かけて追及していけるような仕事は何かと考えた時、医師になるのも良い選択ではないかと思うようになった。
滋賀医科大学に入学し5年生になったとき、附属病院にある17全ての科を2週間ほどかけて1年間学ぶ臨床実習があった。脳神経外科の手術は手術用の顕微鏡を使って行うが、辻󠄀さんは拡大して見た脳の神秘的な美しさに感動した。更に、執刀医の先生が長時間にわたって細かな動作を慎重に行っている姿も印象に残った。今まで実習を通して漠然と外科系の医師になりたいと思っていたが、脳神経外科医になろうと改めて決心した。
医師になって4年目の2008年、レジデント※として同医療センターに赴任した。
「中島正之先生と二人で診療に従事しました。脳外科医の基本姿勢や最初に身に付けるべき知識や技術を教えていただきました。それが今の私の土台になっていると思います」
約2年間勤務した後、カテーテル治療で有名な北九州にある小倉記念病院に移り、ここでカテーテル治療に本格的に取り組めたことも役立っていると話す。滋賀医科大学病院や京都市立病院での勤務などを経て昨年7月、同医療センターに再び赴任した。
「近隣の病院と比べるとカテーテル治療に関しては複数の専門医・指導医が在籍し、医療器具も揃い専門性が高いと思います。この病院でカテーテル治療を看板にして、患者さん一人ひとりに安全・確実で質の高い治療を提供していけたらと思っています」
(取材・髙山)
※後期研修医を指し、特定の専門分野で知識と技術を習得する医師
●お問い合わせ
近江八幡市立総合医療センター
TEL:0748-33-3151
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