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書跡を通して
文化財や人物の魅力を発掘

掲載日: 2026.02.2

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滋賀県立琵琶湖文化館 学芸員
寺前 公基(てらまえ きみもと)さん(京都市在住・46歳)

県が2027年12月に開館を予定している新しい県立琵琶湖文化館。
学芸員の寺前さんは、同僚の学芸員らと共に約60年間県民に親しまれてきた現在休館中の琵琶湖文化館で、通常業務を行いながら開館に向けた準備作業に追われている。

文化財の魅力を伝えたい

「如意画賛」東嶺円慈(とうれい えんじ)筆

大津市浜大津で建設が進められている2027年12月開館予定の新しい琵琶湖文化館は、文化財の収蔵庫や展示室のほか文化財巡りを楽しむための情報提供の場「インフォメーション ラーニングゾーン」などを備えた地上4階建ての建物で、地域文化財のサポートセンターとしての役割も担う。
文化館にはそれぞれ専門分野をもつ5名の学芸員がいるが、その中で寺前さんは現在、1万点以上ある収蔵品の移動計画とラーニングゾーンの企画設計という二つの課題に取り組んでいる。書跡が専門の寺前さんは既に、開館記念の年に担当する企画展の構想も描いている。県がこれまで永年にわたって調査・保存活動を行ってきた大般若経の展覧会だ。
「県は、県内の社寺に伝わる大般若経の調査をしっかりやってきましたよ。ということを県民はじめ多くの人たちに伝えられたらと思っています」

 

 

きっかけは地域連携企画展

籠手田安定が書いた書跡「山中幸盛」 琵琶湖文化館提供

寺前さんは東近江市にある観峰館で15年ほど学芸員として勤務したキャリアを持つ。中国書画を中心に約2万5千点の収蔵品を誇る国内有数の民間博物館だ。展覧会は通常博物館の収蔵品をメインにして行うが、企画の規模によっては私立では限界があることも多いと感じていた。
2024年に開催した、古写経から近代の書までを集めた展覧会「近江ゆかりの書画」では、琵琶湖文化館との地域連携企画展という形で進め、その前年開催した「近江・聖徳太子伝承社寺の美術」展では、琵琶湖文化館から作品を借りたり学芸員の講演を実現させたりするなど、文化館との交流が深まっていった。
そんな矢先、新しい文化館が建設されるにあたって書跡担当の学芸員を募集しているという話を文化館の学芸員から聞いた。寺前さんはワンチャンスとして捉え、昨年2月に行われた学芸員採用試験に応募し合格した。

書跡を通して埋もれた人物を発掘

新しい琵琶湖文化館完成予想図  琵琶湖文化館提供

同志社大学で文化史を学び、同大学院で日本古代史を専攻した寺前さん。滋賀県とゆかりのある平安時代の貴族の自筆の日記を研究した経緯から、いずれ藤原道長を中心とした展覧会をしたいと抱負を語る。
現在放映中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に登場する島根県知事・江藤安宗のモデルは、元滋賀県知事を務めた籠手田安定(こてだ やすさだ)といわれ、文化館は氏自筆の書跡を収蔵している。
「近世臨済宗中興の祖といわれる白隠慧鶴(はくいん えかく)に師事した、現・東近江市五個荘で生まれた東嶺円慈(とうれい えんじ)や滋賀県と深いつながりのある一休和尚など、皆さんにご紹介したい人物の書跡や文化財がたくさんあります。こうしたものをもっと広く調査して琵琶湖文化館で発表できればと思っています」(取材・髙山)

 

 

●お問い合わせ
滋賀県立琵琶湖文化館
大津市打出浜地先

 

 

 

 

 

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