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掲載日: 2004.10.29

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ホテルニューオウミ・シェフ 南 康成さん

ホテルニューオウミ・シェフ
南 康成さん(みなみ やすなり)

今回の素敵な人は、ホテルニューオウミの南康成さん。ニューオウミに来て10年。2年前からは36才という若さながら、レストラン「SATSUKI」と「伊ぶき」の料理長を任されている。

野菜は鮮度が一番

野菜を選ぶ上で一番大切なことは何か?「鮮度です!」と南さんはきっぱり答える。無農薬、有機栽培など、野菜の売り文句はいろいろあるが、収穫されたばかりの野菜の味は何にも勝ると考える。レストラン「SATSUKI」がオープンしたとき、地元の野菜を素材に選んだのも新鮮さを第一に考えたからだ。
南さんは休憩時間を利用して、地元の直売所巡りを続けている。はじめのうちは、苗と食用の区別がつかないこともあった。今は直売所の人ともすっかり顔なじみになり、おいしい食べ方などを教わるそうだ。

小学生の野菜との出会い

ホテルニューオウミのレストラン「SATSUKI」では、小学生が栽培したベジフルーツがメニューに登場することがある。ベジフルーツとは、フルーツのような甘みのあるピーマンやナス、トマトなどのこと。
1年前、ある直売所で能登川北小の6年生たちが声をかけてきた。白い制服姿の南さんを見て「自分たちが栽培した野菜をホテルで使って欲しい!」と。
能登川北小では、総合教育授業の一環として生徒たちによる野菜作りがすすめられている。早速ホテルに持ち帰り、レストランでお客さんに出してみた。すると、地元の小学生が栽培した野菜というだけで喜ばれ、しかもとてもおいしいと大好評。以来、小学校で収穫があるたびにメニューに登場するようになった。

小学校で調理教室

「いい食材と出会うことがいかに大切な事か、改めて子どもたちから教わりました」。南さんは、子どもたちへの感謝の気持ちをこめて、小学校で調理実習をすることを申し出た。
9月10日の能登川北小の調理実習室。テーブルにはクロスがかけられ、ホテルから運ばれたお皿やナイフ、フォークが並ぶ。メニューは、ポークカツ、サラダ、かぼちゃのポタージュ。素材はもちろん子どもたちが収穫した野菜。子どもたちの「おいしい!」という笑顔に、南さんも大満足。「素材がいいんです。おいしいものがおいしくなっただけ。私たちの技術はほんの手助けにすぎません」。さらっと言う南さんの横顔がなんともさわやか。そして「次は野外でやってみたい」と、これからも子どもたちとの交流に意欲を見せてくれた。
(取材・白崎)

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