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掲載日: 2004.10.21

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時計コレクター 岡田 和夫さん

時計コレクター
岡田 和夫さん (おかだ かずお)

今回の素敵な人は、近江八幡市在住の岡田和夫さん(45歳)。自宅にある時計は1,000点以上。大好きな時計に夢をかける時計コレクターである。

精密な生き物のように見えた

岡田さんが時計に興味を持つようになったのは20歳のとき。お父さんの形見「キングセイコー」を使い始めたことがきっかけだった。最初は単に古風な外見が面白いだけだったが、中を見ると小さなスペースで、細かい機械がコチコチと動いている。それがまるで生き物のように見え興味をそそられた。子供の頃から機械いじりが大好きだったこともあって、しだいに腕時計の世界にハマるようになった。その後「全米時計蒐集家協会・第131支部・日本古時計クラブ」へ入会。クラブの先輩から国産腕時計の面白さを教えられる。そして機械式の腕時計を集め始め、今まで知らなかった時計を発見する喜びを知る。

先人達が残した貴重な文化財を大切にしたい

平成6年に岡田さんが投稿したロレックス初の自動巻腕時計や世界初の自動巻腕時計に関する論文が、ロレックスの研究書として名高いダウリング&ヘス著の「ROLEX」に引用された。これをきっかけにして情報発信にも力を入れるようになった。
国産腕時計のシリーズ本12冊を仲間とともに出版したのをはじめ、未解明な部分が多い和時計の速さを調整する方法を初めて確認し、日本古時計クラブの会報「古時計」に論文を発表。現在は、国産初の工業生産に成功した幻とも言われる懐中時計「大阪時計」に関する本を執筆中。
これらの活動のなかで岡田さんはあらゆる情報が東京中心となっている現在、地方からも発信していくことが大切であると強く感じている。また革新的な技術や独自性を誇る日本時計産業の素晴らしい足跡や先人達が残した貴重な文化財をきちんと残していくことが必要だと考えている。

次世代へ引き継ぎたい

「時間とともに失われていく貴重な時計を次世代に引き継ぎたい。時計を通じて技術の進歩や時代の変化を垣間見ることで、モノづくりの大切さが伝えられるのではないか」そんな思いから、岡田さんは市内にある電力会社の営業所跡地をそのまま有効利用して、公共の時計資料館を設立するための活動を展開中。岡田さんの今後が期待される。
(取材・川上)

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