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掲載日: 2004.09.16

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びわ湖観光船「オーミマリン」  岡村 理津子さん

びわ湖観光船「オーミマリン」
岡村 理津子さん(24歳)

今回の素敵な人は、オーミマリンで船長をめざして現在研修中の岡村理津子さん(24才)です。彦根港を訪ね、お話を伺いました。

祖父の果たせなかった夢

岡村さんは長野県佐久市出身。海のない町で育ったにもかかわらず中学生の時にはすでに船長になる夢を抱いていた。それは、海で働きたいという夢を持ちながらも、家業を継ぐために断念した祖父の影響から。高校卒業後は愛媛県の国立波方海上技術短期大学へ入学。家族は危険な職業につくことを反対するが、意志が揺らぐことはなく様々な厳しい訓練を受け無事卒業。

船長の夢へ一歩近づく

卒業後、船を操縦する仕事に就きたかったが就職先が見つからず、「まずは海で働く」ことを選択。博多と韓国の釜山を結ぶ船に乗り、接客・案内などを担当する業務についた。そして3年後の今年7月海員学校時代の友達の紹介でオーミマリンに就職。船長の夢に一歩近づくことができた。
現在、岡村さんの仕事は船の掃除に始まり、午前中は陸上、午後からは再び船上での作業とめまぐるしい。「とにかく覚えることが多くて大変」と言いつつ「つらいことは何もない。やっとやりたかった仕事ができるから今はどんなことでも楽しい!」と明るい笑顔。また、琵琶湖という自然の中で操船することが何よりの魅力。そしてお客さんとの出会いが岡村さんを元気づける。偶然にも同郷出身の人が乗船した時「一人で淋しかったら、おいでね」と住所まで教えられることもあったそうだ。休日は、船の勉強をしたり、時間を見つけては彦根城周辺を散策する。

何事もなせば成る!

岡村さんの座右の銘は「なせば成る!」。長野から愛媛、福岡そして滋賀へと、ひたむきに船長を目指してきた彼女にその言葉はぴったりあてはまる。
取材日に操船の指導をしていた岡野船長は、「琵琶湖といえども霧の日は前が見えず波の荒い日には危険が伴う。彼女はまだまだこれからが勉強。ただ、細かなところによく気がつく。お客様へのソフトな応対などは、我々が見習わなくてはならないほどだ」と、厳しくも温かい。
「また乗船したい」。そう言ってもらえる船長になること、それが岡村さんの夢。船長として活躍する日が楽しみだ。
(取材・川上)

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