バイクトライアル選手 水谷 好宏さん
バイクトライアル選手
水谷 好宏さん（22歳）（みずたによしひろ）
今回の素敵な人は、バイクトライアル選手の水谷好宏さん。2002年世界選手権国際エリートクラスにおいて日本人として初優勝。滋賀県スポーツ顕彰を4回受賞。
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バイクトライアル選手
水谷 好宏さん（22歳）（みずたによしひろ）
今回の素敵な人は、バイクトライアル選手の水谷好宏さん。2002年世界選手権国際エリートクラスにおいて日本人として初優勝。滋賀県スポーツ顕彰を4回受賞。
バイクトライアルとは、専用の自転車に乗って「どれだけ足を着かずに道なき道を走破できるか」を競うスポーツ。山林の中などに設定されたコースはクラスごとに色別され、選手はマーカー（＝矢印）に沿って進む。わずかでも足が地面に着いたら1点減点。5点減点で失格という厳しい競技だ。
水谷さんがバイクトライアルを始めたのは中学1年生の時に見たドキュメンタリー番組がきっかけ。バイクトライアルで活躍していた尾西和博選手の活躍を知り「僕もやりたい！」と決意。早速、中古の競技用自転車を買ってもらい、独学で練習を始めた。
1歳で三輪車、2歳で補助輪なしの自転車に乗っていたというほどの運動神経の良さ。しかもやりたいことはとことんやる性格。小学生のときは空手の全国大会で8回も優勝した。その後、情熱がバイクトライアルに注がれめきめき上達。中学2年生で、世界選手権カデットクラスにおいて世界ランキング4位に入る。その後も階級を上げ、2001年に世界で25名しかいない国際エリートクラスに昇格。2002年には世界選手権国際エリートクラスの最終戦で日本人初の優勝を飾り、世界ランキング4位となった。
バイクトライアルの魅力とは？
「道なき道を走破できたときの喜び。そして練習で何回やってもできなかった技ができた時のうれしさは最高！」と水谷さん。また試合会場が山奥となる場合が多く、前日からキャンプする事も魅力の一つという。ほとんどの選手が両親と共にキャンプをするので、選手だけでなく家族ぐるみのネットワークが広がる楽しさがあるという。
「親子の絆を深めるチャンスでもあるので、ぜひたくさんの人にバイクトライアルの良さを知ってほしい」とも言う。
現在は腰の治療のため、競技を休んでいるが、バイクトライアルに限定せず、いろんな競技を勉強する機会として充電中だという。復活が楽しみだ。
（取材・大西）
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2024年05月1日
2024年05月1日
