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北ビワコホテル グラツィエ 取締役BMC室長
上羽 由紀子さん（うえばゆきこ）
今回の素敵な人は、北ビワコホテル「グラツィエ」（長浜市）で婚礼全般のプロデュースを手がける上羽由紀子さん。今年の夏に開催された「第一回全日本ブライダルグランプリ」で、見事3位に入賞した。
上羽さんは長浜市のホテルグラツィエで婚礼の企画アドバイザーとして活躍。挙式・披露宴の演出はもちろん、ドレスのデザイン企画も手がけるなどマルチな才能を発揮している。「全日本ブライダルグランプリ（主催・日本ブライダル産業振興協会）」では、1時間内に婚礼に関する300の問いに筆記で答え、120人中3位というすばらしい成績を収めた。
彼女がブライダルに興味を持ったのは友人の結婚式に出席したことがきっかけ。結婚は人生の一大イベント。それなのにどの結婚式も同じような演出や衣装で個性が感じられない。「自分で新しいブライダルスタイルを作っていきたい！」との思いを抱え、ホテル現場で接客業を基礎から学び、5年前に念願の婚礼の仕事に携わることになった。
上羽さんは毎年新しいブライダルスタイルを提案。例えば昨年は「和の美」をテーマとし、日本古来の伝統美と気品を漂わせる婚礼を発表。アンティークジュエリーやヴェール素材と着物を組み合わせた衣装など、格式と現代の感性を盛り込んだ内容で好評を博す。
そのアイデアはどうやって湧いてくるのか尋ねると、「日常生活すべてがヒント。些細な出来事もすぐ婚礼と結び付けてしまいます」と笑顔で答えてくれた。
最近は新婦がマタニティということも少なくない。そこでお腹が出ていても格好よく着こなせるドレススタイルも提案。挙式当日までドレスのサイズ直しを施してもらうなど、女性ならではの細やかなサービスも提供している。
婚礼を進めていく上で大切なのはお客様との信頼関係。そのため打ち合わせには特に時間をかける。「近くまで来たので……」と、挙式予定のカップルがサロンに立ち寄ることも珍しくない。「サロンが楽しいと思ってくださると嬉しい。何気ない会話の中から大切な何かを引き出すお手伝いができれば……」と語る。
「お二人やゲストの笑顔が何より励みになります」と上羽さん。今後も素敵なウエディングシーンを演出して欲しい。
（取材・佐藤）
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2024年05月1日
2024年05月1日
