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掲載日: 2005.06.2

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陶芸家 ガーリー・モーラさん

陶芸家
ガーリー モーラさん(54歳)

今回の素敵な人は信楽焼の陶芸家、ガーリー・モーラさん。甲賀市水口町の工房を訪ねた。

留学中に信楽焼に魅せられて

モーラさんは米国オハイオ州出身。来日したのはおよそ30年前で、アメリカの大学で芸術を専攻し建築と陶芸を学ぶ中で信楽焼と出会った。来日後3年間は東京で活躍する高名な信楽焼作家の辻清明氏の下で陶芸を学び、その後水口に移って陶芸活動を始めた。

視覚を重んじる食事の時間

モーラさんの作品は自然と炎を感じる情熱的なものが多い。食器が多いのは「食事の時間を単なる栄養素を取り入れるための時間としてではなく、精神的な栄養素も摂れる時間にしたいから」とのこと。食卓が華やかになる器作りに工夫を凝らす。

炎が生み出す緋色に魅せられて

モーラさんの穴窯は大きく、1回の窯焚きに要する薪は1000束にもなるという。これを半年かけて用意。そして窯積めに1週間、窯焚きに1週間、冷ましてから窯出しするまでさらに一週間……完成まで根気のいる作業が続く。モーラさんにとって、信楽焼の魅力とは?
「高温でじっくりと焼き上げることで明るい緋色が現れ、飛び散った灰が作品に表情をつけます。窯の中で自然の力と作家の情熱が一つになるところが魅力です」とのこと。

日米で個展を開催

それにしてもアメリカから信楽にやってきて苦労がなかったのか気になるところだが……。
「留学経験があるし、来日前に日本語を勉強しましたからあまり言葉で困ったことはありません。辻先生はじめ、たくさんの方と出会い、しっかり学ぶことができました」とモーラさん。日米各地で個展を開催するなど意欲的な活動を続ける。

地域とのつながりも大切に……

穴窯と仕事場、自宅までがモーラさんの手作りと聞いてびっくり。ときには愛馬「マジック」で乗馬も楽しむ。
英語教室を開いたり、自宅で小学生を対象とした塾を開いたりと、地域とのかかわりも大切にしている。
これからも素敵な作品づくりに励んでほしい。
(取材・福本)

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