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掲載日: 2005.02.24

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米原市立山東図書館・図書館サポーターのみなさん

米原市立山東図書館・図書館サポーターのみなさん

今回の素敵な人は、米原市立山東図書館で活躍の「図書館サポーター」の皆さん。
図書館司書の澤頭英子さん(61才)にお話をうかがった。

あったらいいな…から始まった貸出袋

小米原市立山東図書館を訪れてまず目につくのが、貸出カウンターに置かれた手縫いの袋。これは本の貸し出し時に使うもので、すべて手作り。「図書館サポーター」のメンバーが作ったものだ。
4年前、図書館が新築されるにあたり、「こんな袋があったら利用者にとって便利だろうな」という澤頭さんの思いから生まれた。

オープンまで3ヶ月 目標は2001枚!

2001年、図書館が完成する3ヶ月前、澤頭さんは知り合いに声をかけ作業に取りかかった。目標は2001枚!これだけの数をほんの数人で縫い始めたのだが、さすがに量が多すぎる。そこで、民生委員や婦人会の方にも呼びかけ、協力を得た。
「それでも本当にオープンに間に合うのかと、ハラハラドキドキしながら作りました」と澤頭さん。

貸出のトラブルが減った!

無事オープンに間に合って、いよいよ貸出袋がデビュー。
この袋のお蔭で、本の傷みや紛失、返却の延滞といったトラブルが少ないそうだ。時折、痛んだ袋が修理されたり、きれいに洗って返却されたりすると、「利用者の方の善意を感じ、うれしさもひとしおです」とのこと。
メンバーの1人である木村房恵さんは「市販の物を購入すれば楽かも知れませんが、やっぱり手作りのぬくもりには変えられません」と、手縫いにこだわる。材料となる生地は、町内の布団屋さんなどから分けてもらったものを中心に、メンバーが持ち寄ったものばかり。ぞうきんやちょっとした袋も市販されている昨今、手縫いの貸出袋には優しさがいっぱいだ。

図書館になくてはならない存在に

現在「図書館サポーター」は12人のメンバーが活躍。貸出袋の作成と補修の他、図書館で開催されるライブラリーコンサートなどのイベントもサポート。今では図書館になくてはならない存在だ。
去る2月14日、山東町は米原町・伊吹町と合併し、米原市となった。貸出袋の名札も「山東町」から「米原市」に変わった。
「みなさんからいただいた善意の気持ちを大切に、これからも手縫いの作業を継続していきたい」と、木村さん。
手作りの袋には、心が触れ合う思いやりがいっぱいだ。
(取材・田中)
※写真は合併前に撮影したもので「山東町」の名札となっております

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