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掲載日: 2006.03.30

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日野高校レスリング部監督  南 敏文さん

日野高校レスリング部監督
地域総合型スポーツクラブ「日野クラブ」代表
滋賀県レスリング協会強化委員長
南 敏文さん (49歳)
(みなみとしふみ)

今回の素敵な人は、日野高校レスリング部監督の南敏文さん。幼稚園児から社会人までを対象とした「日野クラブ」の代表も務め、インターハイ出場選手を数多く生み出してきた。熱気あふれる日野高校の練習場に伺った。

運命のいたずらでオリンピックを断念!

南さんは7歳の時に東京オリンピックを見て以来、オリンピック出場選手になることが夢だった。高校でレスリングと出会い、レスリングで世界を目指す決意をする。日本体育大学に進学後はトップレベルの選手たちに囲まれながらひたすら練習。だれもいない休日にも特訓を続け、2回生で全日本学生選手権大会優勝。その後も全日本選手権大会で6連覇を達成。1980年にはモスクワオリンピック出場を決め、夢は実現したかに見えた。しかし旧ソ連のアフガニスタン侵攻への反発から、西側諸国と同調して日本も不参加を決定。オリンピック出場は幻となり、消えてしまった。
「子どもの頃からの夢をあきらめるのはまさに断腸の思いだった」と南さん。しかしレスリングへの熱い思いは消えることなく、翌年のびわこ国体に目標を切り替え、再び特訓。見事優勝を飾った。26歳で日野高校に赴任してからは、レスリング部顧問として23年間にわたって指導に情熱を注ぎ続けている。

鍛えれば体は変わる

レスリングの魅力をたずねると「自分の体ひとつで闘うこと。鍛えれば鍛えるほど自分が変化していくのを感じた時、誰もがやみつきになります」と南さん。
そして「選手一人ひとりに合った指導をするためには、細心の気配りと研ぎすまされた感覚が必要」とも。
格技場に入った瞬間、空気が読めなければ監督は務まらないという。「やさしさだけでは人は育たない」と厳しい指導を自認するが、生徒たちは「やさしい先生です!」と笑顔で答えてくれた。
そんな南さんの指導を受けて「世界一になりたい」と、両親に土下座して説得し、遠方から入学している中学生もいる。

2008年の北京を目指す

南さんが代表を務める「日野クラブ」には幼稚園児から社会人まで約80名が集まる(うち女子は10名)。取材日も、昨年秋に開催された「おかやま国体」で4連覇を成し遂げた村田知也さんを中心に練習が繰り広げられていた。
目標は2008年の北京オリンピック出場。すでに全日本選手権6連覇中の飯室雅規(自衛隊体育学校)選手他、たくさんの教え子が着々と力をつけている。南さんのオリンピックへの情熱はさらに熱く、はてしなく続く。

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