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掲載日: 2006.04.6

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安土町 国際交流員 カヴァリエレ・パオラさん

安土町 国際交流員
カヴァリエレ・パオラさん

今回の素敵な人は、安土町の国際交流員として活躍中のカヴァリエレ・パオラさん。同町では信長がローマ法王に献上したとされる「安土城の屏風絵」を探すプロジェクトが進行中。パオラさんとプロジェクト担当の小西邦彦さんにお話を伺った。

空手がきっかけで日本に関心

パオラさんはイタリア北部のヴィチェンツァ市生まれ。10才で空手を習い始めたのがきっかけで日本に興味を抱いた。ベネチア大学では日本学を専攻。2年生の時に留学生として初来日し、ますます日本への興味を深めたという。卒業後、一時はイタリア本国のアパレルメーカーに勤めていたが、日本への想いをあきらめられず再び来日。東大大学院の研究生を経て、2004年からは安土町の国際交流員として働く。

会いたい思い込め手紙何通も

安土町では20年前から、信長がローマ法王に送ったとされる「安土城の屏風絵」を探すプロジェクトが進められている。彼女の赴任はこの事業を大きく前進させるきっかけとなり、昨年11月にはローマ法王と町長らの面会が実現し、話題となった。
「ローマ法王、バチカン図書館・博物館、イエズス会などあらゆるところに何通も手紙を書きました。現地に行っても会えないかも知れないという不安がありましたが、法王と面会できたときは感激でした」とパオラさん。
担当の小西さんによると「彼女が来てくれたことでプロジェクトが大きく前進しました。当時のローマ法王・グレゴリオ13世の末裔にも会うことができ、今後も協力していただけることになりました」とのこと。
バチカンにあるという「秘密の倉庫」にも是非足を踏み入れたいと、今後の調査の発展に期待する。「できれば私の在任中に屏風が見つかればうれしいですが、退任後もこのプロジェクトが続けられ、いずれ発見されることを願っています。そのためにまず人脈をしっかり確立することが私の使命だと思います」とパオラさん。

町民の理解と期待を背にさらに進む!

パオラさんは町内の小学校などでイタリア訪問の報告会を行うなど、町民の理解を深める活動にも力をそそぐ。
「町民の期待は大きいです。夢を実現するようがんばります」とパオラさん。
小西さんは「この屏風が見つかれば、謎の多い安土城の全貌が見えてくるはず。安土町だけでなく、県や国とも協力し合い、何とか実現させたい」と熱く語ってくれた。
(取材・坂梨)

PROFILE

CAVALIERE PAOLA

●ベネチア大学外国語文学部・日本語専攻卒業('94)
●C.U.O.A大学・ビジネスマネージメント専攻卒業('91)
●東京大学大学院研究生(2002~2004)
●現在、安土町交際交流員
●趣味:観光旅行
●好きな食べ物:豆腐

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