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掲載日: 2007.01.24

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ガラス工芸作家 鈴木 裕子さん

ガラス工芸作家
鈴木 裕子さん(49歳)

今回の素敵な人は、ガラス工芸作家の鈴木裕子さん(49歳)=大津市在住。
ステンドグラスからアクセサリーまで、幅広いジャンルのガラス工芸作品を手がけ活躍中。自宅兼工房でお話を伺った。

さまざまな作品に挑戦!

画像A

ガラス工芸作品には熱を使って加工するホットグラスと呼ばれるものと、ステンドグラスなどガラス板を切って加工するコールドグラスと2つのジャンルがある。
鈴木さんは「冷たくて固いガラスと、熱くて自由自在に形を変えられるガラスの両面を知りたい」と、厚板ステンドグラスから薄板ステンドグラス、そしてフュージョン(熱で溶かして加工する技術)によるアクセサリーなど、さまざまな作品づくりに取り組む。特にアクセサリーは手ごろな価格でオーダーでき、上質でデザインも豊富と人気だ。

※画像A/ダル・ド・ベール(厚いガラス~約25ミリ~をハンマーで砕いて整形する技術)で制作されたステンドグラス

人と違うものを……

画像B

鈴木さんがガラスに興味を持ち始めたのは京都工芸繊維大学に在学中のこと。「芸術とは関係のない分野の勉強をしていたのですが、ふとガラスにひかれるようになりました」と鈴木さん。小さいころから人と同じものを身につけるのが嫌で、新しいジーンズでも自分で洗って風合いを出してからはいていたほど。Tシャツを染めたり、自分で模様を考えてセーターを編んだりと、デザインにも凝っていた。そんな鈴木さんにとってガラスは、自由に形を変えられて色で遊べる点が魅力だったという。

※画像B/フュージョン(熱で溶かして加工する技術)で作られたトンボ玉

ヨーロッパの文化に刺激されて

春の装いに合わせて

在学中から兵庫県西宮市にあるガラス工房に弟子入りし、1981(昭和56)年にウィーンで開催された世界クラフト会議に出席。卒業後は友人らとコールドグラスを主とした創作活動を開始した。さらに結婚後、ご主人の転勤に伴って1992(平成4)年から2年間パリに滞在し、ヨーロッパの芸術作品を存分に見てまわったという。
自分の中でヨーロッパ文化と日本の文化が融合していくのを感じ、帰国後「ロカイユ」というブランドで作品を作るようになったという。
「ロカイユ」とはフランス語で太陽の光を受けてきらめく水辺の小石という意味。どの作品もキラキラ輝く光が印象的だ。

お客さまの笑顔が励み

和のステンドグラス

出来上がった作品の美しさとは対照的に、その制作過程は危険を伴う厳しいもの。それでも「お客さまの個性に合わせて作品を作り、喜んでいただけた時は最高!また作りたくなります」と笑顔がはじける。
作品同様、華やかな表情が素敵な鈴木さん。これからの活躍が楽しみだ。
(取材・高井)

 

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