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掲載日: 2007.02.28

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たかしま災害支援ボランティアネットワーク「なまず」代表

今回の素敵な人は、「たかしま災害支援ボランティアネットワークなまず」で活躍中の太田直子さん(53歳)=高島市在住。
被災地への救援・支援活動や防災の啓発活動を行う。太田さんが演出する漫才や劇による講演会が好評で、最近では県外からの依頼もあるほど。先日、高島市で開催された講演会を取材した。

地域での助け合いを目指して

取材日にきておられたなまずのみなさん

災害が起こった時に大切なのは地域住民の助け合い。「たかしま災害支援ボランティアネットワークなまず」(以下なまず)は「防災出前講座」や「災害・防災対応イベント」を開催するなど、災害に強い地域づくりを目指している。さらに災害が発生した時にはボランティアリーダーとして活動することや、被災地域での救援・支援活動も目的としている。

危機感から防災活動

       

「なまず」が発足したのは6年前。当時、新旭町(現・高島市)の社会福祉協議会でボランティアコーディネーターをしていた太田さんは、阪神淡路大震災や新潟中越地震などといった大災害に強い危機感を抱き、地域での防災対策の必要性を強く感じていた。
さっそく上司と相談して神戸のボランティアセンターから講師を招いて講演会を開催し、さらにその会場に集まった人に呼びかけて「なまず」を発足させた。
現在は40代から70代までの男女24人が参加し、研修会に出席したり講演会を開いたりと活動を続けている。

親しみのある言葉で啓発

「なまず」の啓発活動の中で特に人気を集めているのが防災劇と漫才。
きっかけは「防災の漫才や劇をしたらどうか?」という仲間の提案だった。
「なまず」が発足して半年たったころ、防災の啓発にと情報誌を発行してもなかなか認知されず、講演会も盛り上がらなかった。頭を悩ませていた太田さんは「堅苦しい話よりも親しみのある言葉のほうが耳を傾けてくれるのでは?」と、夢中で台本書いたという。コンビを組むのは川口栄子さんと上原初美さん。初めて発表した会場で大うけし、手ごたえを感じた。

高島から全国へ

昨年から今年にかけて開催された甲良町での講演では「防災漫才がやって来る」との呼びかけに「甲良町にこんなにたくさんの人が住んでいたとは」と地元の人がびっくりするぐらい人が集まったという。
「なまず」ではほかにも大型ロール紙芝居や絵地図を使っての話や、「なまず音頭」という歌まで用意して会場を盛り上げている。もちろんすべて手作り。「メンバーのほとんどが仕事を持っているので、なかなか全員集まれませんが、協力しあって作業しています」と太田さん。
小さな町で生まれた「なまず」が今、全国の川を泳ごうとしている。
ガンバレ、高島「なまず」!
琵琶湖西岸大地震は明日にでも来るかも知れないのだから……。  (取材・志賀)

 

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