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ＪＷＢＡ公認 プロウェイクボーダー
すずき きよみさん（33歳）
今回の素敵な人は、ＪＷＢＡ（日本ウェイクボード協会）公認のプロウェイクボーダー・すずききよみさん（33歳）。昨年開催されたＰｒｏ Ｔｏｕｒ ２ｎｄと４ｔｈで１位を獲得するなど、数々の大会で輝かしい戦績を飾る。彼女は大津市にあるスクールＳｕｐｒｅｍｅのインストラクターとしても活躍。スクールにお邪魔し、お話を伺った。
ウェイクボードとはスノーボードの水上版のようなもの。波がない時にサーフボードをボートで牽引したらどうなるだろう？という発想から生まれたアメリカ生まれのスポーツ。ボートによって作り出される波を利用して回転やジャンプをし、その完成度を競う。日本では15年ほど前から徐々に普及し、現在は20～30代を中心に人気が高まっている。
すずき きよみさん（一番右）
すずきさんがウェイクボードに出合ったのは10年前。趣味でスノーボードをしていたころ、知り合いのプロスノーボーダーからウェイクボードのことを聞き、興味を持った。すぐにプロになる決意を固め、練習に練習を重ねるが、時には肩を脱臼したり鼓膜が破れたり、全身が筋肉痛で動けなくなったりと、語り尽くせない苦労があったという。1999（平成11）年にプロに挑戦するが念願叶わず。悔しい思いをバネに再挑戦した2000（平成12）年のＰｒｏ Ｃｈａｌｌｅｎｇｅで見事優勝。ついにプロとして認定された。
その後もＰｒｏ ＴｏｕｒやＸ-ＴＲＡＩＬＣＵＰ、Ｊａｐａｎ Ｃｕｐで優勝して三冠達成するなど、国内外のさまざまな大会で華々しい成績を修めてきた。特にＷｏｒｌｄ ＣｈａｍｐｉｏｎＳｈｉｐは、日本からのごく限られた出場枠に選ばれての参戦。「トップクラスの大会で決勝まで残ることができ、一つの達成感を味わいました」と語る。
現在はこれまで積み上げてきた経験を他の人に伝えていきたいと、大津市にあるスクールＳｕｐｒｅｍｅでインストラクターとして生徒の指導にも情熱を注ぐ。
室内での講習
「講習を受けていただければ必ず立って滑れるようになります」と、すずきさん。丁寧な指導が評判だ。
ウェイクボードは年齢、男女を問わず楽しめるスポーツ。またボードの上では1人だが、周りで応援してくれる仲間と喜びも悔しさも分かち合える。
琵琶湖があるのに、意外にも滋賀出身のウェイクボーダーは少ないそうだ。「もっと大勢の人にウェイクボードを知ってもらいたい。選手を引退しても、できる限り続けて行くつもりです！」と熱い思いを語ってくれた。今後のさらなる活躍が楽しみだ。
（取材・澤井）
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2024年05月1日
2024年05月1日
