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掲載日: 2007.08.1

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和裁士 寺田 真紀さん

今回の素敵な人は、今年3月に千葉県で開催された「第24回技能グランプリ・和裁部門」で金賞を受賞した寺田真紀さん(守山市在住)。勤務先の和裁メーカー「たけなか和裁」(草津市)にお邪魔し、お話を伺った。

二度目の挑戦で金に輝く

「技能グランプリ」とは、各都道府県から選抜された熟練技能者が日本一の技を競う大会。寺田さんが金賞を受賞した和裁部門は2日間にわたって行われ、制限時間9時間であらかじめ裁断した生地から着物を縫い上げる。スピードと正確さが要求される種目だ。
寺田さんは2005(平成17)年にも挑戦したが、その時は「敢闘賞」だった。「自分の力を試す場としてもう一度出場し、金賞を取りたかった」と寺田さん。そのため再挑戦までの2年間は、普段の仕事で良い作品を作っていくことだけを心がけていたという。そして今回、全国47人の参加者中見事金賞を獲得。さらに繊維部門(和裁・寝具・染色補正・婦人服製作・紳士服製作の5職種)で「内閣総理大臣賞」も受賞した。
「緊張しましたが一生懸命やりました。受賞した瞬間はとてもうれしかったです。会社の方の応援が励みになりました」と笑顔を見せてくれた。

和裁の魅力を伝えたい

寺田さんは子供のころから家庭科が好きで、高校入学後に本格的に和裁を始めたという。
「洋裁のようにさまざまなデザインがあるわけではなく、形はすべて一緒。しかし生地や柄によって全く違う作品ができるのが和裁の魅力です」と語る。
見る見る内に短時間で着物を仕立て上げていく見事な手さばきに驚いた。
職場の同僚の松尾貴子さんは「素直でまじめな人柄です。和裁は彼女の天職です。頑張った結果が受賞に結びついて良かったと思います」と話す。優しい人柄ながら仕事をてきぱきこなし、後輩の指導にも熱心。職場での信頼も大変厚い。

たくさんの人に喜んでもらえる作品を

これからの目標をお聞きすると「商品は生き物。これからもたくさんの人に喜んでいただける良い仕事をしたい。後輩にも技術を伝え、長く和裁に携わっていきたい」と話してくれた。優しい笑顔の中に芯の強さが感じられた。
静かに、だが、懸命に仕事に打ち込む真剣なまなざしが印象的だっ(取材・鋒山)

 

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