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掲載日: 2007.11.28

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近江八幡市出身 土川健之さん(63歳)

今年9月、JRAの理事長に就任した近江八幡市出身の土川健之さんが今回の素敵な人。
JRAは現在、売上高2兆8000億円の巨大組織で、これまで歴代理事長は農林水産省の事務次官OBのポストだったが、今回、初めて職員出身の土川さんが理事長になり、話題を呼んでいる。

獣医師として競馬の世界へ

中学生のころの土川さん

土川さんは彦根東高校を卒業後、岐阜大学で獣医学を学び、1968(昭和43)年に日本中央競馬会に勤務。
獣医師として16年間、トレーニングセンターの診療所長などを勤めた後、技術職から事務職に異動。2004年副理事長に、そして今年9月、理事長に就任した。

物事は、普段に決まるもの

獣医師時代の土川さん

どうして土川さんが理事長に? と、失礼ながらストレートに質問してみたところ「まさか理事長になるなんて夢にも思っていませんでした」と、やや、おとぼけの返事。しかし、しつこく質問を続けると、一般論と前置きしながらも①健康②仕事に対する情熱③コミュニケーション力④道のないところを走り続ける力・・・という回答を引き出せた。そして「物事は特別なときに、特別な事情で決まるのではなく、普段に決まるもの」という名言を得た。

馬は人間関係を見抜く、賢い動物

土川さんには獣医師時代、人気競走馬のテンポイントの治療にあたるなど、忘れられない思い出がたくさんある。
「馬は人を瞬間に見抜きます。自分を世話する厩務員が獣医を信用していれば、馬も獣医を信用します。そして、どんなに痛い治療も我慢します」と話してくれた。また「レースの前は馬主さんや厩務員さんの気持ちが高ぶり、少しのことでも獣医が呼ばれます。そんなとき、『大丈夫です』と言って帰って来られるようになったら一人前」と、常日ごろから人間関係を良好にしておくことの大切さを話してくれた。

教科書以外の本をたくさん読んでほしい

獣医師時代の土川さん

男4人兄弟の上から2番目で小学生のころから生徒会長に選ばれるなど、近所でも人気者の土川さんは、中学から大学までバレーボールに打ち込み、体力とコミュニケーション力を養ってきた。
若い人に一言と、お願いしたところ「若いうちにあまり、まとまってしまってはいけない。大学に入った途端、目標を失って燃え尽きたり、社会に出て上下関係に悩んだりしないように、少しぐらいヤンチャでも、何にでもチャレンジしてほしい。そして、教科書以外の本をたくさん読んでほしい」と話してくれた。
一方、滋賀県については「昔、滋賀県は悪い意味で近江商人のイメージが強く、滋賀県出身と言いにくい一面がありました。しかし、最近は近江商人の勤勉さと、自然や文化の豊かさが良く理解され、堂々と滋賀県出身と言えるようになってきたのがうれしい」という。
馬主、調教師、騎手、獣医師、厩務員、事務職員、コンピュータ技術者などから成り立つ巨大組織のJRAの頂点に、滋賀県出身の土川さんが選ばれたことを滋賀県民として誇りに思うと同時に、ますますのご活躍をお祈りしたい。
(取材・山田、白崎)

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