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掲載日: 2008.01.23

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ピアニスト 加藤 景子さん(34歳・守山市出身、東京在住)

ピアニストとして、ジャズやゴスペルなど幅広いステージで活躍する加藤景子さんが今回の素敵な人。栗東芸術文化会館さきらで行われたゴスペルコンサートのリハーサルにお邪魔し、お話を伺った。

ミュージシャンへのあこがれ

ゴスペルコンサートリハーサル風景

加藤さんはお姉さんの影響で電子オルガンを始めた。子どものころから自由に音楽を楽しみ、映画音楽やビートルズ、テレビの主題歌を弾いていた。やがて、本格的にミュージシャンになりたいと思うようになり、石山高校音楽科に進学。ピアノ科を専攻したが、周囲はピアノ一筋の力のある仲間ばかり。厳しいレッスンを重ねながら皆についていくのがやっとだったという。

ジャズは音楽の会話

高校卒業後、ジャズピアニストの山下洋輔さんなどを輩出した国立音楽大学に進学。もともと即興音楽に興味を持っていた彼女は、学内で行われたジャズで有名なバークリー音楽大学教授の特別授業に参加。ジャズの理論を学ぶと同時に、一流のミュージシャンが演奏するジャズクラブでアルバイトをするなど、勉強を続けていった。
一方、仲間とバンドを結成し、イベントやライブハウスで演奏活動をスタート。それまで電子オルガンやピアノを一人で演奏してきた彼女にとって、ほかの楽器や歌と即興的に音楽を作り上げるのは「まるで音楽で会話するよう」だったという。演奏前になると「今度はこのメンバーでどんな音楽が作れるだろう」とワクワクしたという。

ゴスペルシンガー西村あきこさんとの出会い

西村あきこさん(右)と共に

卒業後、ジャズだけでなくポップスやラテン音楽など、さまざまなフィールドで活躍していた加藤さんに転機が訪れた。
それはゴスペルシンガーの西村あきこさんとの出会いだった。「西村さんの歌を聞いたとき、ゴスペルの格好良さと、宗教音楽の奥深さに感動し、圧倒されました」という。
彼女は早速、ゴスペルを勉強、西村さんと組んで各地を演奏して回ることになった。そして、99(平成11)年には渡米し、ニューヨークのハーレムの教会やカーネギーホールで行われたイベントに参加。活躍の舞台は世界へと広がっていった。

未来は今日の積み重ね

結成したピアノトリオ「LANDROBE」で活躍すると同時に、ソロ演奏はもちろんのこと、さまざまなミュージシャンとも共演。さらに作曲活動にと忙しい日々を送っている。
そんな中、彼女に大きな刺激を与えたのが06年に「ZIPANG」というバンドに参加し、ルーマニアの国際芸術フェスティバルに出演したこと。このバンドはギターやキーボードのほかに、アフリカの太鼓、日本の琴、三味線などもある十数人の国際色豊かなメンバー構成だった。
「初めてアフリカ人と組んでビックリしたのは、日本なら拍子のカウントをきちんと数えますが、アフリカ人には必要がないことでした」と感動的に振り返る。つまり、アフリカ人には体に染み込んだリズムがあるというのだ。
最後に、音楽を志す後輩たちにメッセージをとお願いすると「未来は今の積み重ね。先のことを考えるよりも思い切って飛び込んでください」と答えが返ってきた。
加藤さん自身もより多くの経験を重ねて、素晴らしい未来を作っていくだろう。
(取材:瓜生)

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