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掲載日: 2008.03.12

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打楽器奏者 宮本妥子さん

打楽器奏者としてコンサートやワークショップを全国で開催しながら、後輩の指導にも当たっている宮本妥子さんが今回の素敵き
な人。今月22 日にコンサートが行われる「しがぎんホール」でお話を伺った。

マリンバの優しい音色にひかれて

宮本さんは木琴が好きなお母さんの影響で、6歳からマリンバを習い始めた。優しくぬくもりのある音の響きに夢中になり、練習を重ねた。
石山高校音楽科から同志社女子大学学芸学部音楽学科に進学。そこでマリンバ以外のさまざまな打楽器に出合い、その魅力にとりつかれた。卒業後はさらに音楽の幅を広げたいと、ドイツへ渡った。初めは環境になじめず部屋にこもりがちな時期もあったが、ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院を首席で卒業できた。99(平成11)年にはドイツ国家演奏家資格を取得し、国際的なコンクールで入賞を果たした。

母校で後輩にアドバイス

3年前帰国し、現在は守山市にスタジオを構え、全国各地でコンサートを行っている。念願だったオリジナルCD も先月発売した。また、相愛大学(大阪)と母校の石山高校で非常勤講師として後輩の指導にも当たっている。「技術や進路など自分と同じ悩みを抱えている人にアドバイスしていきたい。たくさんの後輩を送り出してきた学校や先生方への恩返しです。私が学んだことを次の世代に引き継いでいきたい」と、母校で教える喜びを語ってくれた。

聴いて感動!見て楽しいコンサート

1人で数十種類もの楽器を演奏することもある宮本さん。ティンパニーやシンバル、トライアングルなどおなじみの打楽器のほか、仏具のりんや木魚、ブレーキドラムやスプリングといった車の部品まで、柔軟な発想で身近にあるものを楽器にしてしまう。
今回のコンサートでは、スプーンを使ったり、机だけで演奏したりする曲もある。「子どもからお年寄りまで楽しめる演奏会です」と宮本さん。聴くだけでなく、目でも音楽を楽しませてくれそうだ。
また、大学の後輩の後藤由里子さんと2人で1台のマリンバを演奏する曲もある。2人が1台ずつ演奏するのと違い、お互いの演奏が支えあって一つの音楽を作り上げていく……その一体感が観
客を魅了する。

子どもたちがアーティストになる

小学校でのマリンバ体験

今回のコンサートに先立って、20 日に小学生を対象にしたワークショップも開催される。内容は、身の回りのもので打楽器を作り、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の舞台を作り上げようというもの。自作の楽器を演奏し、体で音や感情を表現していくうちに、子どもたちが「アーティスト」になっていく。舞台で生き生きと演じる子どもたちを見て、お母さんたちも感動するに違いない。「音楽を通して豊かな心を育てたい。私が子どもたちの心に音楽の種を蒔いて、心の中でそれぞれの花を咲かせてもらえたら……」。宮本さんの蒔いた音楽の種が全国各地で花開いていくだろう。    (取材・瓜生)

 

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