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掲載日: 2008.07.2

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西近江湖風菓・とも栄 社長 西沢勝治さん(45歳)

今年4月から5月にかけて兵庫県姫路市で開催された「第25回全国菓子大博覧会」において、県内では「西近江湖風菓・とも栄」と「たねや」が最高位である名誉総裁賞を受賞した。そこで今回初めての出展で受賞となった、とも栄社長の西沢勝治さんにお話を伺った。

国内で最大のお菓子のイベント

全国菓子大博覧会は数年に1度開催されるお菓子の祭典。約100年の歴史があり、今回は兵庫県の姫路城周辺が会場となった。会場では全国各地のお菓子の展示や販売、菓子職人による工芸菓子が披露された。西沢さんが全国菓子大博覧会に出品したのは今回が初めて。全国から出品された約120点の作品の中から、西沢さんの作品「深山和春」が名誉総裁賞の一つに輝いた。

作品をより多くの人に

西沢さんは高島市にある菓子店「とも栄」の3代目社長。高校を卒業後、京都にある京菓子店で約5年間修業し、腕を磨いてきた。5年ほど前からは空いた時間を利用して工芸菓子を制作。出来上がった作品は定期的に店頭に飾っている。「和菓子は洋菓子と違って作品を披露する機会が少ないので、多くの人に作品を見てもらえる博覧会に出品することを考えました」と西沢さん。前回の02(平成14)年に熊本で開かれた博覧会の直後から、今回の出品を決めていたという。

一つ一つ細かい手作業

今回の作品「深山和春」は春をイメージし、山に咲く花や木の和やかさを表現した。松を中心に滋賀県の県花のシャクナゲや西沢さんの出身地の安曇川町の花である藤などを組み合わせた。主な材料は粉糖や寒梅粉などで、高さ1.5㍍、幅1.4㍍。昨年の4月から約1年かけて少しずつ制作に取り組んできた。
パーツが多く全体のバランスをとるのが難しいため、作品の基礎部分となる松を予備にいくつか作り、実際に何度も差してみてレイアウトを考えた。また、通常松葉には針金が使われることが多いが、お菓子らしさを出すため針金は使わなかったという。工芸菓子は湿気と光に弱いが、しっかりと管理していれば10年は保存ができると

地域の人たちの誇りになるように

出品する時点では賞のことは意識していなかったという西沢さん。自分の思い通りの作品を作り、作品を姫路まで無事に運んで飾ることだけを考えていた。初出品で受賞できたことには驚きもあったが、喜びも大きかった。地元のお客さんたちからお祝いの言葉をかけてもらったり、作品を見るために姫路まで足を運んでもらい、博覧会を通して地域の人たちとのつながりを感じることができた。
「もっと、もっと技術を身に付け、地元に密着した店にしていきたい」と西沢さん。これからも美しい工芸菓子や、おいしいお菓子作りに頑張ってほしい。
(取材・澤井)

 

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