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掲載日: 2008.07.24

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「滋賀わらべの会」代表平林 智子さん(55歳・湖南市在住)

赤ちゃんに繰り返し呼びかける言葉や、昔から伝わる「わらべ唄」には子どもの心を育てるための先人の知恵が詰まっているといわれる。
そんなわらべ唄を研究し、講演活動を行っている「滋賀わらべの会」代表の平林智子さんが今回の素敵な人。ご自宅でお話を伺った。

わらべ唄は先人からのメッセージ

わらべ唄がうたわれ始めたのは今から約600年以上前だそうだ。この時代の庶民は読み書きができる人がほとんど無く、自分たちの思いを残すことが難しかった。
「生きていく上で大切な知恵を子どもたちに遊びを通してしっかりと伝えていきたいという親の願いから、わらべ唄は生まれました。言い換えれば、これは人が人らしく生きるための教育プログラムです」と平林さん。

人間関係の基本は「見つめ合い」から

「にらめっこ」というわらべ唄遊びは、目をそらすか、まばたきをした方が負けというルールだが、昔の人は子どもが8歳くらいになるまでこの遊びを続けたという。
「人と人が互いに見つめ合って心を通わせることが、まず大切と、昔の人は考えていたのでしょう。だから楽しく反復していくと、人の話を聞くときに、自然と相手の目を見るようになります」と平林さん。
大人が毎日意識的に子どもと視線を合わせることはとても大切なことで、2歳ごろからこれをしっかり続けてほしいという

親も育つチャンスがある

平林さんの情熱を支え続けているのは、10年前にわらべ唄の伝承者、阿部ヤヱさん(岩手県遠野市在住)に出会ったことだ。
阿部さんの家に何度も通い、わらべ唄の伝承による子育てや人育てについて教えてもらった。
阿部さんによると「わらべ」とは「子ども」だけでなく「大人も含めた一般庶民」も意味した時代があったという。
そのことを聞いた平林さんは「わらべ唄は大人が子どもと共に楽しみ、共に心を養っていく唄だ」と感動した。
現在はわらべ唄の楽しさを伝えようと、学生、保育士、子育て中の母親などを対象に講演活動を続け、わらべ唄の伝承に力を注いでいる。
受講者から、先人の残したきめ細やかな感性や観察力に驚く声を聞くたびに「気付いた時が始めるチャンス。そういう時ほど自分も育つものです」とアドバイスをしているという。

大切なことは世界共通

平林さんはフィンランド人にわらべ唄と手遊びを紹介したことがある。そのとき、フィンランドにも同じ遊び方があると聞いてびっくりした。「わらべ唄は物覚えが良くなるようにと工夫された遊びですが、これは人類共通の大事な知恵だと気がつきました」と話す。
日本の文化を学びながら、同時に、他国の文化の大切さも学んでほしいと平林さん。わらべ唄の楽しさや奥深さを多くの人に伝えたいと今後も活動を続ける。
(取材・高井)

 

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