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掲載日: 2008.10.1

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ひらやま なみさん(39歳・草津市在住)

木版画創作を続ける主婦・ひらやまなみさんが今回の素敵な人。
7月に販売された、初の木版画詩文集「きょうもいい日」が反響を呼んでいる。京都市中京区「ギャラリーテラ」で行われた出版記念の個展会場でお話を伺った。

優しい色合いが特徴

リュクサンブール庭園

ひらやまさんの本を開けると、水彩画のような優しい色合いが、目に飛び込んでくる。
日々の暮らしの中で、ささやかだが大切にしたい気持ちや情景を、木版画と詩文でつづっている。
木版画詩文集は「つくし」「夏休み」「秋空」「雪山」など春夏秋冬の身近な風景で構成されている。
「本を出すことは念願でした。12年間で作りためた作品の中から厳選して39点を収めました」とひらやまさん。
彼女は、01(平成13)年京都から滋賀に移住し、06(平成18)年近江八幡市で初個展を開くなど積極的に活動している。

初めて見た木版画に一目ぼれ

秋空

ひらやまさんと木版画の出合いは12年前。京都市内の画廊で、格子戸のむこうにたたずむ猫を描いた木版画に一目ぼれ。
すぐに木版画教室の門をたたき、半年間教室に通った後、独学で多色刷りの木版画の制作を始めた。
じっくり構想し、下絵を描き、こつこつと彫る。そして刷毛とバレンを手に、一気に版を摺る。制作は家事や育児の合間に行うため、1作品に短くても約1週間かかる。根気のいる作業だが、元来、ものづくりが好きだったので、どんどん打ち込んでいった。
そんな時知り合ったのが、草津市内にあるクラフトスペース「咲sacra楽」のオーナー長田翠さんだった。店内では、04(平成16)年からひらやまさんの作品やカレンダーを販売しており、今回の出版も全面的に応援している。
「ひらやまさんは穏やかだが芯が強い。自分の考えをしっかり持っている。彼女の長年の夢がかない、自分のことのようにうれしい」と長田さん。

滋賀を描き続ける

「長田さんとの縁がきっかけでいろんな方と出会い、今回の出版にたどりつけた。家族の協力やたくさんの人のおかげです。暮らしの中のアッと思う景色や出来事は、形に残さないと忘れてしまいます。小さな幸せを少しでも伝えることができれば……と思っています。自然大好人間の私ですから、滋賀に住んでいる限り題材に困ることはありません」と、ひらやまさん。
これからの、ひらやまさんの活躍が楽しみだ。(取材・鋒山)

 

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