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掲載日: 2009.03.31

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陶芸家 小山研一さん(55歳高島市在住)

木立が生い茂る、細い坂道を走る事、数分。つきあたりにその工房はあった。煙を上げたその工房から現れた小山研一さんが今回の素敵な人。

流れ着いた所

1953年新潟県に生まれた小山さん。小さい頃より物作りが好きだったことから、京都芸大で陶芸を学ぶことを決意し、以後、創作に没頭する人生を送る。大学卒業後は、京焼きを2年間修業し、その後独立に向かって動き出した小山さん。どこかにいい工房はないかと今から14年前、人から紹介を受けてやって来たのが高島市(当時は高島郡)安曇川町。「まさに流れ着いてやって来たという感じ。」と当時を懐かしむように話してくれた。ここ高島にはなぜか同じように流れ着いたように移り住む芸術家が多いのだそうだ。

人が作らない物を

小山さんの器は、表面は石のようにゴツゴツ、ザラザラ。どこかフェイクな印象を受ける物が多い。人が作らない物を作り続けているのだとか。モノトーンなのに存在感のある力強い作風。独特のひび割れは、人工物なのに自然を感じさせてくれる。そのひび割れの手法は企業秘密なのだとか・・小山さんの隣で奥様が笑って答えてくれた。ぼってりと厚みのある器はずしりと手に収まり、エネルギッシュで暖かさを感じる。

作り続けられる事に感謝

小山さんの工房では、陶芸教室も開かれている。たくさんの人にいつでも気軽に立ち寄ってもらい、自分で実際に作る事でより興味を持って欲しい・・、そして、この工房から何かを発信していけたら・・と小山さんと奥様は願っているそうだ。「才能なんかは関係ないんです。好きっていう事が大事なんですよ。」そうやさしく語ってくれた小山さん。「自分がこうして毎日作り続けられることに本当に感謝したい。」ともおっしゃっていた。4月からは大学の講師として週3日教えに行かれるのだとか。小山さんの話を聞いて、私も土に触れてみたくなった。

 

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