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掲載日: 2009.06.10

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門坂 芳子さん(60歳・日野町在住)

今年4月、愛媛県松山市で行われた「日本マスターズ水泳短水路大会」の女子50メートル自由形(60-64歳区分)で30秒93の世界記録を達成した門坂芳子さんが今回の素敵な人。門坂さんが水泳指導する甲賀市の水口スポーツセンター「Well・Be」でお話を伺った。

もういちど競技水泳の道へ

門坂さんが本格的に水泳を始めたのは中学1年生のとき。コーチの指導の下、見る見る頭角を現し、中学3年生で全国トップレベルまで成長した。65(昭和40)年、大阪市内に設立され、日本初のスイミングスクールとされる「山田スイミングクラブ」の1期生としてメキシコオリンピックを目指した。全国から集められた才能ある選手たちと英才教育を受けたが、日本選手権の決勝で後一歩及ばず、涙をのんだ。大学卒業後は、結婚や出産などで競技から離れたが、39歳でWell・Beに入社、指導者として水泳にかかわるようになった。子どもが独立し、両親の介護を終えたので、再び競技の道に復帰した。オリンピックに出られなかった悔しさをバネに、「マスターズ水泳」で世界記録への挑戦を開始した。

挑戦の日々

Well・Beのスタッフや会員に「世界記録樹立」を宣言し、後に引けない厳しい環境に自らを追い込んだ。「思うように結果が出ず、苦しい時期もありましたが、あきらめなければ必ずチャンスが訪れると信じて、トレーニングを積み重ねました」という。初挑戦は、04(平成16)年、55歳で0.41秒届かなかった。自信をつけて挑んだ今年1月も0.08秒足りず、「一番悔しかった」と振り返る。

見事、世界記録達成!

念願の世界記録は4度目の挑戦になった今年4月。「日本マスターズ水泳短水路大会」で達成した。「オリンピックには出ることができませんでしたが、世界記録を出すことができとても満足しました」と喜ぶ、40年越しの夢の実現である。

さらなる挑戦!

記録を出したのは短水路(25メートルプール)だったので、「次は長水路(50メートルプール)で世界記録を出したい」と、新たな目標をかかげ、トレーニングに励んでいる。加えて、水泳の楽しみを多くの人に伝えたいと、温水プールを作る計画を進めている。「目標は高いほど、達成された時の喜びは大きいものです。頑張れば、夢は必ずかないます」と門坂さんは力強く話していた。(取材・安達)

 

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