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掲載日: 2010.10.6

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フラワーアレンジメント講師 竹内 恵子さん(大津市在住・59歳)

花の王国・オランダの色鮮やかなフラワーアレンジメントに魅せられた竹内さん。

オランダ農水省認定の国際資格であるダッチフラワーアレンジメント(DFA)を取得。以来15年にわたり花で暮らしを豊かにするオランダ式フラワーアレンジメントを多くの人に伝えてきた。

“人生に寄り添う花束”

「私がしたいのはこれだ!」
花の好きな母親を見て育ち、既に「日本フラワーアレンジメント協会」(NDF)の3級を取得していた竹内さんが初めてオランダ人講師が作ったモダンなブーケを見たとき、思わず心の中で叫んでしまった。

それまではフラワーアレンジメントをやりながらも「どこか違う」と感じていた。試験課題も「◎◎で△△を作れ」と決められた材料できれいに早く作ることに重点が置かれていた。こんな組み合わせの花を本当に使うだろうか……気になりながらも課題作品を作った。

一方、オランダ式は色鮮やかで大胆、花を暮らしの中に取り込むためのアレンジメントだ。だから試験課題には必ず「用途」の欄がある。同じブーケでもドレスの色や素材、花嫁の好みや身長によって変わるはずだからだ。美しさだけでなく、花を楽しむ人の目的に合っているかどうかも問われる。

オランダではお祝いはもちろん、ちょっとした訪問でも花を贈る。花のある生活が定着しており、そんな暮らしの中から生まれたフラワーアレンジメントなのだ。花の美しさと同時に人々の心の豊かさの表現でもある。

プロのライセンス

カリキュラムがしっかりしているので学びやすく、確かな技術が身につけられるのも特徴。オランダではプロのライセンスとして認識され、花屋を営む時にも必要となっている。

竹内さんは、オランダ式を学び始めて5年後の96(平成8)年に「ダッチフラワーアレンジメント」(DFA)資格を取得。翌年には上級の「アドバンストダッチフラワーアレンジメント」(ADFA)も取得した。

その後大津、長浜、京都でDFAの取得志望者の指導に当たる一方、オルガンとのジョイント・コンサートや長浜きもの大学、国際見本市オランダブース出展など活躍の幅を広げてきた。

素材は暮らしの中に

オランダ式フラワーアレンジメントの特徴の一つである組み合わせの豊かさは素材選びにも現れている。

「花は人生に寄り添うもの。アレンジ素材は生活の中にあふれています。散歩や電車内でも使えるものはないかと常にアンテナを張っています」。実際、彼女の作品には道端の草花や木の皮、野菜、毛糸や網戸など、実にさまざまなものが使われている。

周囲に目を向けるようになると日常生活に新たな発見があり楽しくなる。これもフラワーアレンジメントの醍醐味の一つだという。

先月行われた料理教室では、テーブルの花をアレンジするなど身近な生活に彩りを添えた。11月20日から23日には、5年ぶりとなる作品展を大津市の「旧大津公会堂」で開催する。

「花には喜びを増し、悲しみを癒やす効果があります。アレンジでその効果が倍増できればすてきですね」

(取材・福本)

 

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