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掲載日: 2010.11.15

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デザイナー 大山 真さん(近江八幡市在住・43歳)

江戸時代末期から農家の漬物用として栽培されていた北之庄菜を地域ブランドとして確立し全国へ発信するプロジェクトが始動している。その中心メンバーの大山真さんはデザインの力で北之庄菜に新しい付加価値をつけようと試みる。

マッチ箱の中に 残っていた種!

北之庄菜とは近江八幡市の北之庄一帯の農家で漬物用として栽培されてきたカブの一種。形にばらつきがあり商品としては流通しにくいため、主に保存食用として自家消費分だけ栽培されていた。自宅で漬物を漬ける習慣がなくなるに従い、昭和40年代ごろには自然消滅してしまった。
01(平成13)年、北之庄地区のおばあさんがマッチ箱の中に保存していた種を偶然見つけ、数十年ぶりに復活させることになった。
漬物用というだけではPR不足で一般に浸透しなかったため、「北之庄菜保存会」と市や県が連携して商品化が試みられた。
08(平成20)年、近江八幡商工会議所が「近江八幡2010フォーラム 農業政策・ブランド化プロジェクト」の一環として栽培者を拡大、本格的に商品化に乗り出した。全体をトータルコーディネートできる人材として大山さんが抜てきされた。

地域の魅力も 共に打ち出す

大山さんはプロダクトデザイナーとして数々の商品デザインを手がけ、グッドデザイン賞も数多く受賞している。デザインの力で商品やブランドのイメージアップに貢献してきた。デザイナーとして実績ある大山さんだが、伝統野菜をPRするのは初めてのことだった。
「北之庄菜の存在は全く知らなかったのですが『100本取れたら100本違うやっかいな野菜』と聞き、面白いと感じました。その独自性を生かして、京野菜のように全国に認められる存在になれば北之庄全体の魅力も全国に伝えられると考えました」
北之庄菜が地元でもほとんど知られていなかったため、まず地域ブランドとして確立することを考案。地域ブランドとはその土地の景観や歴史、文化などを含めて商品の価値とすること。国の重要文化的景観にも認定された、水郷とヨシ原の美しい景色が残る北之庄の魅力を前面に打ち出していきたいと考えた。
北之庄菜の存在が知られれば、地元の人もこの地域の良さを見直し、守り継いでいくことにつながる。
このプランが経済産業省中小企業庁の「2010年度地域資源∞全国展開プロジェクト」に採択されたことでより具現化に弾みがついた。

全国に発信できる野菜に

ロゴやパッケージのデザインには近江八幡をイメージしたものを発案。漬物だけでなくもっと手軽に味わえる新しい調理法も考案した。大山さんのおすすめは、シャキシャキとした食感が楽しめるきんぴらだ。「ほのかな甘みとほろ苦さがあり、少々アクもある」北之庄菜の特徴が生かせる。
子どもたちにも知ってほしいと北之庄菜を素材にした絵本も制作した。
「この本をきっかけに家族で北之庄菜について話してもらえれば……」と大山さん。今日18日、市内のすべての公立小学校で給食に北之庄菜が使われ、絵本が配布される。
「東京の居酒屋で、近江八幡の特産品“赤こんにゃく”が出てきて、とても感動した覚えがあります。北之庄菜も全国に流通し、故郷を思い出すような地域ブランドに育ってくれればうれしいですね」
(取材・福本)

 

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