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掲載日: 2011.07.27

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ピアノ講師 寺村 邦子さん (彦根市在住・56歳)

「世界一長~い音楽会」(184時間以上)、「最大規模のかくれんぼ」(188人)、「楽器181種類での合奏」などギネス記録8件を保持する寺村邦子さん。寺村さんがこだわるのは、大勢の力を合わせて達成する記録。結果が出ると、感激する。

育児の合間に初挑戦

初めてギネスに挑戦したのは89年、「グランドピアノ111台を並べて同時演奏」だった。育児に余裕ができ、何かしてみたいと本屋で立ち読みしていて文部省主催「第1回生涯学習フェスティバル」を知った。

ギネス挑戦を決め、ピアノ100台の同時演奏記録を思い出し、それを上回る111台での同時演奏を計画。見事、333人の参加者と共に千葉県の幕張メッセで記録を達成した。
翌年、彦根の金亀公園で「真夏のコンサート」を開催。日ごろ、あまり使われていない公園を元気にさせたいと気軽に始めたが、人が次々と集まり、セッションが始まったり、即興で歌を作ったりと大盛況! 夜になっても出演希望者が絶えなかった。そればかりか、翌年もこのコンサートに出たいという申し出があり、年1回、20年間続いた。この人々のつながりが彼女のギネス挑戦を支えてくれることになった。

原動力は「人のつながり」

寺村さんの祖父は彦根城のまわりに私財をなげうって桜を植えた人。その姿を見て育った寺村さんも、自分にできることで地域を盛り上げたいと思っていた。
07年、彦根市で「彦根城築城400年祭」のイベント募集があるのを知り、「連続演奏でギネス挑戦」の企画を考えた。
企画は通ったものの、ギネスへの申請や場所の手配などは自分でやらなければならなかった。英国本部との英文でのやりとりや、夜中も借りられる会場探しに困っていると、ピアノ教室に通い始めた子どもの父親が英国人だったり、知人の紹介で鳥居本駅を貸してもらえることになったり……と、人のつながりで準備を進めることができた。
演奏時間184時間、演奏者延べ920人、演奏曲1912曲という新記録を生んだ。
08年には、「もっと気軽に誰もが参加できることを」と彦根市の商店街を会場に「大借り物競走」(183人)を企画。その後も、09年に「おおぜいで口笛音楽会」(166人)、10年に「おおぜいでかくれんぼ」(188人)、「鍵盤ハーモニカの大合奏」(小学生158人)と、次々とギネス記録に挑戦し、達成していった。

明るさが人の輪を作り出す

寺村さんの魅力はバイタリティーと人を引き込む明るさ。どんなことも楽しんでしまう寺村さんの周りには自然と人の輪ができる。
「私は『この指とまれ方式』と名づけています。最初の一声をかけると、やりたい人がどんどん集まってきて助けてくれます。みんなの力が集まることがうれしいし、感動を生みます。鳥居本駅で連続演奏したときは、駅の近所の人がおでんや手づくりパン、電灯、ストーブなどの差し入れで応援してくれました」
今年6月26日には181種類の楽器を5分以上演奏して新たな記録を樹立した。曲目は「イッツ・ア・スモール・ワールド」。1歳の子どもから80歳代まで、272人が参加してくれた。
「ずっとやりたいと温めてきた企画でした。各国の楽器が美しいハーモニーを奏で、ギネス認定員も文化の融合だと感動されていました」
ギネスに挑戦したい人たちからの問い合わせを受けることも多く、アドバイザーとしても活躍している。(取材・福本)

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