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掲載日: 2012.02.8

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余呉べんがら座 代表 横山 義敦さん(長浜市在住・76歳)

町民手作りの創作オペラで「湖北の町に文化の華を咲かせたい」と、13年前から4回の公演を重ねてきた横山義淳さん。このほど、文化・経済フォーラム滋賀の「2011文化で滋賀を元気に!賞」の大賞を受賞した。

文化ホールから閑古鳥を追い出そう!

きっかけは、「余呉文化ホール」の活用だった。96年、県職員を定年退職した横山さんは「町おこしで、ふるさとに恩返ししたい」と考え、同ホールで「ホリデイイン余呉」と題したイベント(手作り市やダンス、講演会)を開いたところ、多くの人が集まってくれた。2回目を終えたとき、「このホールでオペラはできないだろうか」と考えた。
元々、大のオペラ好きで、自宅の一部屋を自分で改装してオーディオ機器を整備、ホームシアターを作って楽しむほどだった。大津にはびわ湖ホールなど、大きな劇場があるので文化に触れやすいが、湖北ではそんな機会が少なく、子どもたちのためにもオペラをやってみようと考えた。「難しいかも知れない」と考える一方、「ホリデイイン余呉」の活動でボランティアで頑張るスタッフの熱意を肌で
感じ、「このメンバーとならオペラがやれるかも!」と心を決めた。
早速、大津市在住のソプラノ歌手・山元法子さんに手紙を書き、自宅を訪ねた。
「余呉でオペラは無理でしょうか?」
「いや、ぜひ実現させましょう!」
話はトントン拍子に進んだ。

町民手作りの創作オペラが誕生

チラシをまいてみると、出演希望者が50人以上集まった。中にはオペラが何なのかよく分からない人もいたが、うれしいことに滋賀文教短期大学教授だった野々垣恵信さんらプロの人たちが全面協力してくれた。週2回の指導に加え、作曲までしてくれた。
2年間の準備のあと、99年に念願の第1回公演・創作オペラ「余呉の天人」を上演。このオペラに関わった総勢は160人。終演後、涙ながらに喜び合った。だが、オペラを上演するには1公演で200万円以上掛かる。入場料、補助金、スポンサーからの寄付などの収入を合わせても毎年は無理だった。
それでもオペラ合唱団「ゆきんこクワイア」、こども合唱団「もりのこコーラス隊」を結成、「天女の夢」「泣いた赤鬼」「菊石姫」と、これまで13年間で4回の公演を実現させてきた。
脚本、演出、監督の全てに横山さんがかかわり、衣装から舞台装置、大道具までみんな手作りした。全て裏方などを引き受けてくれた仲間の協力あってのことだ。そんな仲間から「意義深い良い人生経験ができた」などと、礼状が届くと「続けてきて良かった……」という感動が心の底からこみ上げてくるという。

逆風を乗り越えて……

05年には練習や活動の拠点として、古い木造建築を改装して「べんがら座」をオープン。
一見順調に進んできたように見えるが、合唱団員やボランティアが突然辞めてしまうなど、逆風もあったという。そんなときは、執行部から参加者家族に手紙を書いて理解を求めた。「必ずやり遂げるぞ!」という信念が心の支えだった。
横山さん自身も「やめようか……」と悩んだこともあったようだが、みんなの目の輝きを見て「この宝を失いたくない」と思いを貫き続けてきたという。
(取材・福本)

 

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