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掲載日: 2012.04.25

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ギタリスト 松本 大樹さん(パリ在住、大津市出身・25歳)

音楽界の名門、パリ国立高等音楽院に学び、数々の国際コンクールに入賞している松本大樹さん。
将来を担う若手のアーティストに贈られる「滋賀県次世代文化賞」を受賞し、世界に羽ばたくギタリストとして期待を集めている。

2本使って多彩な演奏

コンサートには2本のギターを持って臨む。
曲によって、90年前に作られた古いギターと現代のものとを使い分ける。
スペインの曲は情熱的に、古典的な曲は繊細にと、奏法やテンションも変える。
事前練習に十分な時間を取り、曲のイメージを思い切り膨らませる。どんな曲にするかワクワクしながら自分で組み立てていき、1日8時間以上も弾き続けるという。
「クラシックギターはピアノに一番近く、1人でメロディが奏でられて、いろいろな音色が出せる小さなオーケストラ。自分で曲の弾き方を決められるところが大きな魅力です」

ふと触れた音色に魅せられ

父はトランペット、母はマンドリン奏者の音楽一家で、6歳からピアノを習い親しんできたが、ギターとの出合いは中学3年生のとき。家にあったクラシックギターを何気なく弾いてみたら、指の角度を少し変えるだけで繊細な音から重厚な音まで多彩な音色が出ることに感動した。自分に合っているような気がした。
最初は自己流で弾いていたが、本格的に学びたくなり、レッスンに通うようになった。高校では軽音楽部でエレキギターを担当。05年、クラシックギターの専攻科があった高松短期大学に進学。翌年には滋賀県文化振興事業団のオーディションに合格して初のリサイタルを開催し、憧れのフランス留学が決まった。

留学中に国際コンクール入賞

07年、フランスの「ニース音楽院」に、10年からは名門「パリ国立高等音楽院」に留学。音楽院には14歳から30代前半まで幅広い年代の優秀な学生が世界各地から集まり、大いに刺激されたという。
「パリは毎日身近なところでコンサートがあり、気軽に近所の人が集まってきます。
美術館も多く、暮らしの中に芸術が溶け込んでいる雰囲気の中で練習できるのがいいですね」
毎日朝から晩まで練習に打ち込み、努力が実を結んでコリア国際ギターコンクールで3位、ネタニア国際ギターコンクールで名誉賞を受賞。国際的アーティストとして知られるようになった。

拍手喝采の帰国公演

これらの功績が認められ、昨年11月に新たに創設された「滋賀県次世代文化賞」を受賞した。今年3月、びわ湖ホールで開かれた「びわ湖・アートフェスティバル」での受賞記念リサイタルでは、難しい曲として知られるロドリーゴ作曲「トッカータ」に挑戦し、拍手喝采を浴びた。
「滋賀は良いホールがたくさんあるので各地でコンサートを開き、ギターの良さを多くの人に知ってもらいたいです」
(取材・鋒山)

 

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